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議運視察2日目、鹿児島市へ

2009年01月30日

今日は鹿児島市議会に行政視察です。議会の一問一答方式対面式の質問形式について聞きました。

 

鹿児島市議会は、一問一答方式を導入するにあたり、なるべく詳細な質問通告の作成を事前に提出することになっています。これはそもそも一問一答方式が執行部と議員との質問と答弁を市民に分かりやすくするために用いられて制度ですから、質問通告の内容についても市民に分かりやすいように傍聴席でも配布をする形で対応するなどしているため、質問通告の詳細化を図ったとのことでした。

 

といっても質問の文章を全て提出するわけではなく、大項目(例:農業振興について)と小項目(例:畜産の糞尿対策について、補助制度の拡充の是非について)という形ぐらいの内容の質問通告になっています。

 

しかしびっくりしたのが質問通告の締切日が一般質問が行われる日の2日前ということです。「その後原稿を書くのか?」と私が聞くと「はい」と答えていました。その後「それでは質問通告が出される前に詳細を管理職が聞いて回らないといけないという仕事が発生しないか?」とも言うと「そう聞かれもするが、それはほとんどない」ということでした。

 

実際は通告がされた日は控え室の前に職員が長蛇の列を作り事前の打ち合わせを行い、その日以降は徹夜覚悟で原稿作成を行うということでした。それについて私が「大変ではないのか?」と聞くと「もう以前からそのようなシステムなので、大変だが慣れている」ということでした。慣れというより政策能力や文章作成能力の問題もあるのだろうと思います。

 

田川市は

 

①おおむね一般質問が行われる日の10日前までに質問通告を提出

               ↓

②次の日に部課長会議を開催し答弁原稿を作成する課を決定

               ↓

③議員と事前打ち合わせを行ったうえで原稿作成

               ↓

④執行部と担当課と現行の打ち合わせ

               ↓

⑤一般質問

 

という流れになっています。私は以前より事前通告の締切日の短縮を訴えています。

 

なおこの一問一答方式は代表質問には用いられておらず、一般質問のみに行われる制度とのことです。今後は代表質問にも一問一答方式を導入する方向で検討しているとのことでした。

 

代表質問の質問時間は60分(答弁含まず)、一般質問の質問時間は30分(答弁含まず)とのことです。

 

時間は

Cimg6725

このように秒単位で表示されます。

 

対面式については、本来

Dsc_070611

写真のように議長の前方下部分で行いますが、それでは答える側の執行部を見て一般質問をするわけではないので、

Cimg6721

このように、執行部と対面して質問をするということで「対面式」と言われています。訴える側の人間を見ながら話せるので、臨場感も違うでしょうし、二元代表制という観点からも、位置として良いのではないかと思います。

 

最後に

Cimg6733

記念撮影。

 

ちなみに鹿児島市長のマニフェストで「市役所窓口のワンストップサービス」があるということで、現在フロアーマネージャー制度(案内係)をフロアーに配置し、今後総合窓口も導入していくことにしています。

Cimg6728

ここの横に係りの人が立ってご案内をする形になっています。

その後博多駅に到着。他の議員は田川市へ帰りましたが、私は博多で用事があったので分かれました。

 

というのも社民党の渕上貞雄参議院議員在職20周年となるのを記念するパーティーが天神で行われ、そこに土井たか子社民党名誉党首が来賓で来られるのを、博多駅でお出迎えする仕事があるためで、合流後天神までご一緒させていただきました。

 

そして渕上参議のパーティーにも少し参加させていただきました。

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