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情報公開の姿勢

2009年06月04日

先日、「田川市立病院経営形態検討委員会」の資料の提出を「すべてもらった」と書いていましたが、その中でひとつ執行部側が削除してきたものがありました。

 

それは「資料7:経営改善への取組状況」という資料。その中に市職員名が記載されている部分があったのですが、それを「個人情報」と言って削除をしてきたのです。

 

うーん、どういうつもりなのか最初は真意が分かりませんでした。というのも田川市情報公開条例第10条2のエ、そして田川市個人情報保護条例第第18条2のエ、などに公務員に関する除外規定がありその解釈は間違っているからです。

 

別に名前にこだわっているわけではありませんでしたが、だからといって「そうですか」とはいかず、当該条例を理由におかしいのでは、と言いました。が、この資料を作成した市立病院側はかなり抵抗してきました。

 

結局、情報公開条例に基づき開示請求を行い、

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名前も記載された全文が今日出てきました(1枚20円かかるので260円支払いました)。

 

全部出せるなら、なんで最初に拒んだのでしょうね・・・。やはりここのところに田川市の情報公開についての基本的な姿勢が見えてきます。

 

しかしそもそも条例にわざわざ除外規定まで掲載しているものでさえ「個人情報」という認識だったというのは、少し深刻です。情報公開条例において非公開というのはあくまでも例外規定です。情報公開に対する認識をもっと持っていただきたいと強く思います。

 

そしてこの情報公開の最も重要なことは、市民への情報公開の徹底こそ市民協働・行政改革に必須という点です。そのことを考えれば、今回のようなことは起きるはずもないんですけどね。。。

 

その点に関して、前回の「田川市立病院経営形態検討委員会」の委員長の発言は良かったと思っています。というのも、最初に情報公開について協議し、議事録に関しても1週間から2週間以内にHPに公開すべきと事務局に指示していたのです。

 

情報公開の観点というより、情報の独り歩きを防ぐ目的のほうが多かったのではないかな、とは思いますが、審議会の議事録公開は田川市ではやったことがほとんどないと思います。その姿勢こそ田川市は学ぶべきです。

 

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