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一般質問&田川市立病院、眼科休診へ

2009年06月08日

今日は昼前から市役所へ。一般質問について執行部と打ち合わせました。

 

今回の一般質問は、

 

田川市役所の人事政策

 

について一般質問をします。職員の方々が内発的に地方自治やこれからの田川のありようについて考えていけるように、そして「地域公共人材」としての職員であるために訴えます。

 

また臨時・嘱託職員の処遇、管理職のあり方なども同時に質問します。

 

本当はもう一つ準備をしていたのですが、人事政策だけで1時間になるだろうと思い、次回に回すことにしました。

 

そのテーマは

 

若年層の定住対策

 

です。

私たちの世代が田川市を居住地として選択してもらうために、そして住み続けられる田川市にするために、9月議会に向けて一生懸命研究していこうと思います。

 

話は変わり・・・

 

田川市立病院でまた診療科が削減されることになりました。以下は引用です。

 

田川市立病院:眼科を7月から休診 既に新患受付を中止 /福岡

 田川市立病院(同市糒)は眼科を7月から当面の間、休診する。1人しかいない常勤医が6月末で退職するためで、既に今月1日から新規の患者受け付けをやめている。

 市立病院によると、眼科の08年度の外来患者は延べ約1万3000人、入院患者は約1400人。休診に伴い、受診中の患者は月内に他の病院に移ってもらう。入院患者など転院しづらい人のため、7月以降、非常勤医を1人確保するという。

 眼科の休診で診療科は15科体制になる。各地の自治体病院同様、医師不足に悩み、04年度に46人いた医師は現在、30人にまで減少。医師不足が医業収入不足を招き、深刻な経営難に陥っている。市は5月、経営形態検討委員会を発足させた。

 病院総務課は「医師派遣元の大学に後任の相談をしたが、めどがつかなかった。当面は臨時の医師に来てもらうしかないが、早急に常勤医を確保したい」と話している。(毎日新聞)

(引用終了)

 

また1人、田川市立病院から医師が去りました。病院改革は喫緊の課題です。

 

その中で、先日の馬場さんのコメントはとても重要な視点を提供していただいたので、ここでご紹介いたします。

 

不良債務約2億円というと、流動負債マイナス流動資産であるところの資金不足が2億円ということですね。それは確かに大変。

 

しかし医業収入が61億円もあるんだから、資金不足比率は「まだ」3%ていど。全国的にはもともっとヒサンな公立病院がゴロゴロしていますから、この程度は至って軽症な方です。

 

問題はお医者様がなぜ「立ち去る」のかです。市役所は、その原因をどう認識しているのでしょうね?研修医制度が変わったらとか、大学医局が医師を派遣してくれなくなったからとか、「他人のせい」にしているとしたら、ものすごく危険です。

 

銚子市立病院はそうやって潰れました。
無理解な役所が医師を粗末にすると、医師は黙って立ち去ります。豪華な病院施設は、たちまち億単位の赤字を垂れ流す廃墟となります。医師がいなくなる=診療の停止=収入の途絶です。一方で事務員の人件費をはじめとする管理経費はほとんど減らないので、支出額=赤字額という、ものすごいことになります。田川市立病院であれば、1年で60億円の赤字が出るということです。

 

医療は人的サービス業であり、診療する医師がいなければ一円も稼げないという厳然たる事実をまず関係者でよく認識すべきです。いくら豪華な建物があり、高価な医療機器があったとしても、それを使って診療をする医師がいなければ、ただの粗大ゴミ・廃墟です。

 

なぜ、田川市立病院から医師が立ち去るのか、そのポイントを外した議論は意味がないですよ。

 

おっしゃるとおり、医師不足を制度や大学など他人のせいにし、思考停止にしている部分は否めません(自戒も込めて)。

 

また一人、と去っていく中にあって医師のあり方や処遇、過密労働への対策にワークライフバランスなど、医師の方々を大切にする環境作りを早急にすべきです。私も一生懸命考えていこうと思います。

 

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