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市独自の少人数学級、あと2名教員足りず

2010年04月16日

更新が遅れました。

 

今日は総務文教委員会が行われました。まず議会が全会一致で増額修正を決めた件に関して、市長が「心外」「無謀なやり方」「むちゃくちゃな予算」と述べたことに対して説明。といっても説明にはほど遠いものでした。

 

それに対して何点か聞きました。

 

私:今も「心外」だと思っているのか

市長:そう思っている。

 

私:「心外」「無謀」なら市長として予算執行しない事もできるはずだ。そう思うならなぜ予算をつかったのか。

市長:明確に応えず。 

 

私:昨年12月に平成23年度から実施すると明言していたと言っているが、そこでは「考えてまいりたいと思っております」とのみ発言しており、明言していない。このような発言をもって明言というのか。

市長:それが明言だ。

私:では、今後「考えてまいりたい」ということばは執行部が行うと明言したととらえる。

 

ということで、市長は退席。

 

本当に市長としておかしいと思うのなら、なぜに予算執行したんでしょうね。予算の議決権・修正権は議会のみにある権限ですが、予算執行は市長のみにある権限。いやなら使わないという手を堂々ととる事が出来るのです。

 

「心外だ」「無謀だ」「むちゃくちゃだ」なんて議会の外で言って、予算はしっかり使うって誠にもって矛盾した行動です。

 

続いて人事異動に伴う役職員の紹介が行われ、その後事務報告がされました。

 

学校教育課

 

まず教育長から

 

「(予算をつけて頂き)ありがとうございました!」

「議会のご援助を頂いて少人数学級が実現できました」

 

と感謝の言葉がありました。

 

市長「むちゃくちゃな予算」「無謀」と言っていましたが、教育委員会は「感謝」と述べています。この違いなんだよなー。

 

続いて「田川市教育職員の任用、賃金等に関する規則の制定について」事務報告。今回市単費で雇用する教員の給与等について以下のように規定しました。

 

1,臨時的任用職員と位置づけ、6月以内の任用期間とし、6月を超えない期間で更新できる(といっても実質1年更新)

 

2,給与体系のうち、本俸相当額及び教職員独自の手当相当額については、県費負担教職員の給与体系とする。しかし一般的な手当(扶養手当や通勤手当等)については、田川市職員の給与体系とした(県費教員と比較すると、調整手当が(100分の3.5)があるため月にしておおむね9000円程度少ない)

 

3,勤務時間・休暇は、県費負担教職員の例によることとした

 

4,社会保険関係及び退職・解雇手続きについては、本市臨時職員の例によることととした(しかし県費負担教職員と同じ規定)

 

5,職員としての服務は、市職員の例によることとした

 

調整が大変だったと思いますが、県費負担教職員より実質的に給与体系が少ないことが気になります。

 

つづいて「田川市立小学校における少人数学級の実施について」事務報告。 

 

田川市教育職員を選考試験(書類審査及び面接試験)の結果、3名雇用し、

 

●弓削田小学校2年生に1名

これまでの36名、37名学級から、23名、25名、25名の3学級へ。

●後藤寺小学校2年生に1名

これまでの39人学級から、20名、19名の2学級へ。

●大藪小学校2年生に1名

これまでの38人学級から19名、19名の2学級へ。 

 

それぞれ任用されたと報告がありました。

 

また3月議会当時では市内小学校の1年生から3年生までを35人以下学級実現に4名の教員が必要ということで議会の増額補正予算を4名分措置していたのですが、その後旧拠点校に伴い弓削田小学校にもう1名(3年生)必要となったとの説明がありました。

 

よって

 

●田川小学校3年生

●弓削田小学校3年生

 

2名分の教員採用が必要になっています。しかしすでに田川小学校3年生に関しては、県費負担教諭(指導方法工夫改善教員)を担任として配置したため、19名、19名の2学級になっているとのことでした。

 

この指導方法工夫改善教員は、本来は担任を持たず各教員の指導等を行う立場の教員で、現在すべての小中学校に1名以上配置されています。

 

教育委員会としては引き続き2名の教員採用を目指し取り組むことを基本にしたいとの事でした。

 

現状を考えると、少人数学級が実現されていない弓削田小学校への優先配置となるのかもしれませんが、それでは田川小学校の不公平感があるのではないか、と指摘しました。

 

あくまでも2名の雇用のために、今後は補正予算を組むなどの対策が必要です。 

 

しかし年度末の大変なときに、できるだけ議会側の思いを実現するために努力された教育委員会には本当に感謝しています。

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