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総務文教委員会開催 職員給与総額6500万円減額へ

2010年11月19日

 今日は総務文教委員会が開催されました。以下詳細を報告致します。

 

 人事課

 

 まず人事院勧告に伴う職員等の給与等改定について事務報告。今回は給与及び期末勤勉手当(通称:ボーナス)の引き下げを行うものです。それに伴い特別職の期末手当の引き下げも行います。今回の引き下げによる全体の影響額は6513万4千円になります。

 

 なお田川市立病院の医師・看護師・その他医療職等は地方公営企業法全部適用になったため事業管理者が引き下げを行う権限を有しています。他の委員からも「医師不足や看護師不足が言われている昨今、人事院勧告だからと言って給与引き下げを市立に行うのはおかしいのでは」という発言がありました。私もそう思います。今度どのような案が提示されるか注目していきたいと思いますが、市立病院の給与については、慎重に取り扱うべきだと思います。

 

 続いて田川市特別職報酬等審議会の設置について事務報告。区長会や福岡県立大学、商工会議所など各団体から推薦され10名が委員に選ばれています。12月2日に第1回が行われる予定となっています。

 

 平成8年以来実に13年ぶりの審議会の設置です。今回は市長及び市議の報酬について審査することになりますが、今後の議員のありかた、市長のあり方等自治の視点からも重要な会議です。ぜひオープンな議論を行ってもらいたいと思っています。

 

 最後に、私が9月議会で質問した職員の代休取得に関する割増賃金の支払い等が、違法な形で支払われていなかった問題について事務報告。過去2年間にさかのぼりチェックを行い、年内には数字を出して職員に賃金の支払いを行うことにしたい、との報告がありました。人によってはかなりの金額になる方もいると思います。委員長からも「議員から違法性を指摘されて動くこと自体が問題」との指摘がされていました。また事実上行われているサービス残業の問題もまだまだ残っています。給与の適正支出についてはこれからも注視していきます。

 

 総務防災課

 

 総務防災課からは、田川市消防団の新活動服の選定について事務報告。11月14日の秋期錬成大会から初めて着るようになりました。ちなみに予算額441万円に対して、購入額は206万8605円(1着当たり6268円)とかなり予算額より安価に購入が出来ています。

 

 税務課

 

 税務課からはまずコンビニ収納の取組について事務報告。来年度にシステム改修を実施し、平成24年5月から軽自動車税、固定資産税、市県民税のコンビニ収納を開始したいとのことでした。

 

 このコンビニ収納も私が一般質問で導入を要望した事項です。執行部からは増収面が色々言われていましたが、本質的には市民の利便性の向上が大きな狙いなはずです。ぜひその点を強調し、早期に実施できるよう取組を行ってもらいたいと思っています。

 

 続いて12月議会で上程予定の債権管理条例について事務報告。これは滞納状況にある税や各種使用料、市営住宅家賃等について、債権管理をスムーズに行うとともに、特に債権放棄に関して適正管理を行う意味で重要な条例です。 

 

 ただ、この条例で債権放棄に関して議決事項から外れる事になります。もちろん債権放棄の基準も明確化しますが、我々議決を行う当事者の立場としては、その点で慎重に考えざるを得ません。その点について丁寧な説明を今後行ってほしいと要望しました。

 

 総務部が終わったあとに、その他で私が要望。まず新聞報道で問題になった仮ナンバーの不正利用についての経過の説明および、市民課窓口横の中庭を一部つぶしスペースを拡張した件について、今後どのような活用を図るのか総務文教委員会で報告してもらいたいとお願いしました。

 

 また市民課窓口横にできた授乳スペースについて、個室形式ではなくかなり上部が開いた状況になっており、授乳をする保護者が気になるのではないか、という点に関してもあわせて報告してほしいと要望しました。

 

 委員長からは市長退席の際に「田川市の少人数学級について12月議会までには方向性を出す必要があるのではないか」と指摘。市長からは「少人数学級の実施に関しては、教育委員会にどのような形でできるのか報告をしてほしいとお願いしているところ。」との答弁がありました。

 

 なおその後に入室してきた教育長へその件について質問をした際、「今来年度どのような形で出来るのか考えている。12月議会で説明できるようにしたい」と答弁がありました。市長が目指すのは「30人以下学級の小中学校全校実施」(今年9月議会での総務文教委員会で言及)ですから、それに少しでも近づけるよう教育委員会は努力してもらいたいと思っています。

 

 学校教育課

 

 学校教育課からは田川市幼児教育審議会の答申の取扱いについて事務報告。教育委員会としては田川市幼児教育審議会の答申を尊重し、

 

 ● 3歳児保育の実施

 ● 現行14時までの保育を15時までに延長

 ● これまで市内在住者限定だったのを市外在住者の入園も許可する

 ● 平成24年4月に市立後藤寺・市立伊田両幼稚園を統合する

 

 などを柱にした取り組みを教育委員会としても進めていくことが確認されました。また市立幼稚園については「これからも必要である」という教育委員会の方針も決まりました。私も幼児教育審議会副会長として、とりまとめを行った立場として、非常に感慨深いです。

 

 私からは、特に場所選定について来年入園する予定の子どもの保護者は非常に気にしているので、ぜひ場所は早急に考えて行くべきと要望。ただこの件はすでに教育委員会ではなく、田川市緊急課題検討委員会が今後決めていくことになります。本年3月議会でも、「教育委員会の方針を尊重する」と執行部は述べてきたので、今回の決定に基づき、早急に場所選定等を行ってもらいたいと思っています。

 

 議員提出議案について

 

 最後に9月議会で継続審査になっていた田川市議会議員の議員報酬の支給の特例に関する条例の制定について、再び審議。田川市報酬等審議会が設置されたことから、そことの整合性も考え、12月議会で再び取り扱うことになりました。 

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