国の動向など注視せず、自治体でやれることをやっていこう

2011年06月02日

　今日は市民相談や事業関係の話し合い、選挙の報告回りなどをこなしました。なかなか時間がなくて、ご挨拶に行けていない所ばかりで、申し訳ないと思っております。

　夕方以降も会議が続き、その後は勉強。いつも一般質問は間際になってしまうので、今回はなるべく事前に勉強しようと心がけています。

　そんな中、国会では内閣不信任案に関する動きが加速しました。皆さんどう思いました？どうぞご勝手に、と言いたい所ですが、ことは国会。まさに復興支援で今こそ公共セクターの役割が命綱となり、海外も含めたマイナスイメージを政治から回復していかなくてはならない最中にこのような状況は、もう目も当てられません。

　そもそも不信任案の提出は、廣瀬克哉法政大学教授がツイッターで「不信任とは、最後は選挙で国民の信を問うことで決着をつけるための手段。いまそれを出したこと自体、今総選挙ができるという判断のはず。」とあるように、今の状況で解散総選挙もＯＫという判断を自民党などはしているということにほかなりません。　私も永田町にはちょくちょく行きますが、本当に無機質というか、国民の感覚など充分忘れさせるオーラがあります。本当に、そんな状況なんかね、という多くの国民の肌感覚を、永田町はわからんのでしょう。

　また今回の不信任案提出だけでも、復興関連法案に補正予算、それ以外でもＮＰＯ法や地方自治関連でも大切な法律や予算などを審議する常任委員会がすべてストップしている状況です。恐らく審議再開は来週以降になるのだろうと思います。立法府の仕事に早く専念してもらいたいと強く願っています。

　あと、直前まで不信任案に賛成すると言っていた議員が、採決の後いけしゃあしゃあと反対の理由を述べていたのには、本当にあきれました。こんな変わり身が早いのはカメレオンか国会議員ぐらいですよ。

　国がどのように動こうとも、地方議会はしっかり地方自治を実践していかないかん。今回の世界記憶遺産も、国と関係ない中で得ることができたのです。地方自治体はやれること無限大なのです。その中で、議決する権利を持っている政治家の一人として、改めて言うことを言い、動くべき事を動こうと思ったところです。