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田川市議会6月議会最終日

2011年07月13日

 今日は田川市議会本会議最終日でした(更新が遅れて申しわけありません)。以下ご報告しますね。

 

 ちなみに「簡易採決」というのは、議長が「ご異議ございませんか」と言うと「異議なし」と答える方式の採決です。明らかに全会一致だと言う場合はこのような採決の取扱いを行うことになっており、それは事前に議会運営委員会で調整します。ただ「異議あり!」と言えば、起立採決することも可能です。

 

 議案第34号  田川市事務分掌条例等の一部改正について

 組織機構改革に伴う条例改正。

 簡易採決

 

 議案第35号  田川市税条例の一部改正について

 東北大震災に伴い、被災した家庭が新たに家を建てた場合の税の減免などを規定。

 簡易採決

 

 議案第36号 田川市立病院事業の設置等に関する条例等の一部改正について

 市立病院に新たに「病院局」を設置するもの。

 簡易採決

 これについては、私は中期事業計画に関して意見を述べました。これは今年の2月14日のブログに詳細を書いていますが、赤字の原因としてあげている「過度な建設費」などの試算に関する類似病院の比較などについて指摘。

 

 類似病院を19病院挙げていますが、その中では建設年が昭和34年のものがあったり、増改築だけのものがあったり、償還金も利子分だけしか支払っていないものも組み入れたりと、明らかに比較してはならないものまで類似病院として入れ込み、「でっち上げ」と言われても仕方がないズサンな比較をしています。

 

 またそれは当時の総務文教委員会でも問題となったのにも関わらず、今回の改訂された中期事業計画にも入れ込んでいます。これが市立病院の言う「科学的な経営」の結果です。ぜひ今後も厚生委員会では注視して頂きたいとお願いしました。

 

 議案第33号  平成23年度田川市一般会計補正予算

 船尾小学校に文書保管庫等を設置することをはじめとした約2600万円の関連予算

 総務文教委員会が提出した「庁内電気のLED化」に関する債務負担行為を削除する修正案についての採決

 賛成17名  反対2名

 

 この修正議案については、7月4日の総務文教委員会の報告のブログを参照して頂ければと思います。修正案の可決成立は、昨年3月の少人数学級に関する増額修正議案の可決成立以来2回目です。

 

 委員会提出議案第1号  少人数学級推進、義務教育費国庫負担制度拡充を求める意見書について

 簡易採決

 

 委員会提出議案第2号  公共交通機関の存続に向け、JR九州に係る経営支援策等の継続を求める意見書について

 簡易採決

  

 委員会提出議案第3号  田川市議会委員会条例の一部改正について

 事務分掌条例等の一部改正に伴い、所管する常任委員会の事務等を変更するもの。

 簡易採決

 

 議員提出議案第1号  原子力・エネルギー政策を転換し自然エネルギー政策推進を求める意見書について

 賛成19  反対0 

 この議案は、社民党市議団の香月隆一市議が提案者に、賛成者に同じく社民党市議団の石松和幸議員がなり、提案理由説明を行いました。全会一致で賛成されて良かったです。

 

 田川地区斎場組合議会議員の互選

 加藤議員を新たに選任するもの

 

 田川市農業委員会委員の推薦について

 尾崎議員、古木議員、星野議員、女性農業委員枠として戸玉さん

 ちなみに戸玉さんは、まだ33歳と若い女性農業委員です。若い力で頑張って頂きたいと思っています(^^)

 

 以上が審議内容です。

 

 今回の6月議会では、予算修正案が可決成立したのが大きな成果だったと思います。議員がしっかり議論を行い、その結果出された結果です。私自身は、前から予算案の採決が全否決か全可決かの二者択一だけではあまりにもハードルが大きすぎる、と思っています。

 

 議論の結果、予算が加除される仕組みはむしろ民意の代表としての議会が求められている重要な権限の一つです。その点でも大きな成果だったと思います。

 

 また常任委員会(総務文教委員会、厚生委員会、建設経済委員会、議会運営委員会)のネット中継が実現したことも、大きな成果です。今後も開かれた議会の実現にむけて全力で取り組んでいきたいと思っています。

 

 

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