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「夢のみずうみ村防府」へ

2011年12月15日

 今日は私の両親が経営し、私も関わっている社会福祉法人の各セクション責任者らと、山口県防府市にあるデイサービスセンター「夢のみずうみ村防府」に行きました。

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 写真は一階部分です。

 

 「夢のみずうみ村」は、テレビでも数多く取り上げられたデイサービスセンターで、利用者は1日の予定を自由に決めることができ、また施設内通貨「YUME(ユーメ)」を使って様々なプログラムを受けることができます。

  

 とにかく既存のデイサービスとは大きく仕組みが異なっています。

 

 ○ 1日の動きは利用者自身が決める

   (普通は殆ど全員が同じ動きとなる)

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 このような形でひとりひとりの自主性に任せています。パン作りやカラオケ、プールや木工細工など様々なプログラムがそろっています。

 

 ○ 施設内通貨があり、リハビリには必ず通貨が必要。ただしリハビリをすれば通貨がもらえる。

   (普通はこのような仕組みはない)

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 写真のように、パン作りや書道教室、また15時からはカジノ(ルーレットや花札などもしていました)、電気機械の器具を使うのもすべてユーメを使います。ただちょっとしたリハビリをしてもユーメを頂けるので、中には100万ユーメを持ってらっしゃる方もいました。またカジノでかなりのユーメを稼ぐことができますので、ユーメがなくなるということはないように感じました。

 

 ○ 殆どの利用者は自分自身で動き、急な階段なども自由に上り下りする

   (普通は利用者に階段を自分自身で登らせることは事故の関係でない)

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 普通でも急な階段を片マヒの方が頑張って上り下りしていました。これも達成するとユーメがもらえます。ただ普通のデイサービスではこのような階段をひとりで上り下りさせることなど、危なくてさせていません。しかし「事故はないか」と聞いても「ほとんどない」とのこと。自分自身でやるからこそ、注意して臨むことができ、それが事故防止になっているのだろうと思います。

  

 ○ 食事はバイキングで、片マヒや車いすの方々も自分で取るようにしている

   (普通は職員が上げ下げする)

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 この光景には見入ってしまいました。利用者がずっと立って自分の食べたい分だけを入れていきます。車いすの方も多少は職員がサポートしますが、自分自身でついでいました。

 

 他にも色んなプログラムがありますが、どれもリハビリに繋がることばかりですし、なによりも利用者はとても充実した1日を過ごすことが出来るだろうな、と思います。

 

 この日も利用者は総勢130名。デイサービスセンターは多くても50名程度ですから、その2.5倍以上あります。施設もとても広く、海の近くにあるのでクルーザーまで所有している徹底ぶりでした。

 

 利用者に向き合うこととはなんなのか、そして「夢のみずうみ村」から学び、取り入れられる物はないか、など色々反省会を車の中でしながら帰りました。

  

 ちなみに見学者の案内も利用者の方がして頂きました。

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