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ごみ焼却場「田川市議が激怒」は私です

2012年10月08日

 今日の朝日新聞筑豊版に田川地区清掃施設組合の一連の動きについて記事が出ていました。
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 その中で川崎町の「広報かわさき」10月号(PDF)に次のような一文が書かれていました。
 

 
「これまで、田川市と共同で焼却施設を運営してきましたが、田川地区清掃施設組合議会で田川市議会議員の多くの反対により、予算案が否決されました。
 川崎町議会に関連予算を提出した後、田川市長から共同建設の申し入れがありましたが、市議会の賛同についての発言はありませんでした。
 上真崎地区を否定した市議会が賛同するのかどうかわからない中で、田川市の動きを待って、老朽化した施設を使い続けることは許されません。
 上真崎地区の住民からは「田川市が否決したのだから田川市のごみを受け入れることはできない」との申し入れがありました。
 そこで、田川市との共同建設をやめ、川崎町の施設として単独で建設していきます。」


 これについて、「田川市議が激怒」と朝日新聞が書いていますが、激怒したのは私です。

 そもそも「田川市議会議員の多くの反対」ということ自体が事実誤認です。7月31日の「反対」とは、田川地区清掃施設組合における新ごみ処理場建設に関わる新たな地域計画の提出に関する補正予算の上程でした。

 しかしこの予算、7月31日のブログに書いたとおり、どこに建設されるのか、どのような焼却方式なのか全く示されることなく、極めてずさんな提案を執行部はしてきており、私も含め反対した議員は、このずさんな提案に関しておかしいとして反対をしたのです。

 しかもこの反対は、「田川市議会議員の反対」ではなく、川崎町議も、糸田町議も、福智町議も反対して否決されています。もっと言えばここでの身分はあくまでも「田川地区清掃施設組合議員」であって、田川市議として反対したわけではありません。

 明らかに意図的に田川市議会議員に問題があるかのような書き方をし、田川市との共同建設はできないことを正当化するような書き方はおかしいではないか、と私が組合長である川崎町長に質問したところです。

 しかし川崎町長は「ここでとやかくは言わない」と答えもせず、突っぱねる始末。改めて川崎町長の姿勢を見せつけられた答弁でした。

 改めてこの問題の政治責任は誰もとらなくていいのかと感じます。特に田川市長の白鳥工業団地K区画の白紙撤回とその後の建設場所選定の迷走、そして組合長の交代劇(田川市長から川崎町長へ)など、田川市長の責任は極めて重いと言わざるを得ません。

 市長は「用地選定に頑張ってきた」と言いますが、結果、田川市は単独でごみ処理場を70億円(これも建設費だけなので、最終処分場などを入れるともっとかかります)かけて建設する結果を招いたのです。

 おそらく田川市はこのとても重い財政負担のせいで、新たな政策予算は今後急激に抑制されることが容易に想像されます。ただでさえ「行政改革」という大命題で、政策部門による新たな施策展開が抑制傾向にある中で、これは致命的です。

 市議会議員としても十分に声を上げられていないことを自戒しつつ、どうすれば良いのか、と毎日悩んでいるところです。しかし今後も問題点を整理し、しっかり訴え続けようとは思います。

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