【鳥取県の人口増の取り組みを視察】

2015年10月20日

　「住・ひと・しごと創生調査特別委員会」による視察で鳥取県鳥取市に来ています。
　鳥取県における地方創生、特に人口増加に向けた取り組みについて視察しました。
　鳥取市では「鳥取県元気づくり総合戦略」で人口戦略を具体的に来ています。具体的には以下の通りです。
〇自然減：２０３０年までに合計特殊出生率を１．９５に。
〇社会減：転出超過を５年間で半減する。
　それらを県内１９の市町村で個別に積算し、消滅可能性都市をなくすシミュレーションを構築したとのことでした。
　また移住定住の取り組みについては２０１４年に１２６１人いるU・I・Jターンの方々を６千人まで増やすことを目標としておりそのための様々な取り組みを行っています。
　これからの課題としては「仕事の充実」「情報発信」「受け皿組織の充実」が課題とのことで、市町村の役割も大きなものがあると感じました。
　市町村に対しても受け入れのための交付金（２分の１）を行っているとのことです。
　私も色々質問したのですが、特に大学などでいったん県外に行った方々へのUターンなど、ピンポイントな対策は行う予定があるかと質問では、「大学新卒者の７割はすぐに変える、または今後帰りたいと述べているが実態とは乖離している。今後そこへの対策を強化したい」と述べていました。
　また高度人材の育成も急務で、特に資格が伴うような職種への職業訓練の強化も大切だと感じました。