本文の始まりです

これで「すくすく子育て」ができるのか

2008年02月11日

今日は新聞をひらく気分にはなれませんでした。理由は岩国市長選の結果。これで岩国基地は極東地域最大の航空基地になるとのこと。「子や孫の世代に申し訳ない」と敗戦の弁を述べた井原前市長の思いはいかばかりかと思います。

 

地方自治の問題としては、国が新庁舎補助金の35億円を打ち切ったことに大きな問題があります。結局「アメとムチ」で民意を誘導し、それによって街を分断した国・防衛省の責任は非常に重いものがあります。こんなお金で頬をひっぱたくような政策の先に、幸せな結果は決して来ないのは確かです。

 

また、佐世保では原子力空母「ニミッツ」が佐世保港に入港。福岡にも巡洋艦が入港しました。また、沖縄では少女暴行の事件が発生し、強姦の容疑で米兵が逮捕されています。

確実に、軍靴の音が聞こえてくる。子や孫に申し訳ない、とは思いたくありません。否、もう思わないといけないのかもしれない。

 

話はかわり・・・

 

田川地区の護憲組織「平和憲法をいかす会」の第3回総会に参加しました。

 

総会の後の記念講演では、

Dvc00059

紙芝居が披露されました。子ども用の紙芝居も行いましたが、メインは地元ではそれなりに有名な「筑豊一代」という物語を紙芝居で行うというもの。

 

簡単に内容を言えば、両親に捨てられるなど不遇の人生を歩んできたある男性の人生を描いたもので、当時盛んだった筑豊炭田で炭坑夫となったあとの歩みと、そこでの様々なできごとが書かれています。この中には、労働問題・生活問題など、現代にも通じる内容が数多く出てきます。

 

ちなみに紙芝居に使う絵は、これまた田川地域の炭坑の歴史を絵で残した、地元では有名な山本作兵衛氏の原画。かなり貴重な紙芝居です。

 

ちなみに

Dvc00057

Dvc00058

水あめを100円で買いました(^^)下の写真は水あめをこねている久保田実生添田町議です。

話は変わり・・・

 

現在、子育て支援課が主導して「すくすく子育て勉強会」というものを行っています。勉強会の会員は一部公募で行うなど、市民参加の形をとったようになっています。

 

しかし、その勉強会が同僚議員の情報によると、当分非公開で行われるということになったようです。しかも目的に「子育て支援のあるべき姿とその環境整備について、広く市民の皆さんから意見をいただく」と明記しているのにもかかわらず、聞くところによると大半は公立保育所の民営化の是非について議論するらしいのですから、驚きです。

 

市民参加を標榜している田川市が、審議会やそれに類似する会を非公開にするというのは、大きな疑問です。また、この会が今後の公立保育所のあり方に重要な意味をもつ会であるのならなおさらです。最低でも非公開にする理由を市民に明示する必要があるでしょう。

 

また、今回公募などで参加した委員が、公立保育所の民営化についてのみ議論したいと思って入ったのでしょうか。目的に明記されているように「子育て支援のあるべき姿とその環境整備について」議論したいと思っているはずですし、その点でも現在の子育て環境の問題点について、様々な角度から議論したいと思っている委員はたくさんいるはずです。

 

田川市も「子どもを取り巻く環境の変化は激しく、育児に対する負担感や不安感が増しているといった報告もあっています。」と目的としては一定の認識をしています。だからこそ、もしこの勉強会が公立保育所の是非が中心となる勉強会なのであれば、委員の不満は増大する一方だと思います。

 

私も子育て世代とは同世代ですし、子育て環境の充実は若者が住み続けられる地域を作るためにも非常に重要だと思っています。今後もこの会については社民党市議団としても私としても注目していきたいと思っています。

 

カテゴリー

月刊アーカイブ

福岡県議会議員
佐々木まこと事務所

〒825-0002 福岡県田川市大字伊田4510-6
→アクセス

TEL 0947-85-9015

[受付] 9:00〜17:00 月〜金(日・祝日休)

FAX 0947-85-9007

[受付] 24時間・365日OK

メールでのお問い合わせ

  • LINE公式アカウント