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今日は総務文教委員会でした

2008年02月20日

今日は午前中より総務文教委員会でした。今回は1つの請願の審議と、3つの課の事務報告のみと分量としてはかなり少ない構成になっています。

 

まず文化課からは、請願第3号「『炭坑記念物』の保存に関する請願」の審議が行われました。内容は2本煙突をライトアップしてほしい、というもので、今回はその見積額が発表されたので、その点についての質問が集中しました。

 

まずライトアップにかかる見積りの総額は1671万4950円とのことでした。これには議員も高すぎるのではないか、と異論が噴出。数社に見積りを取り直したり、工事方法を変えたりして、再計算するように要望がありました。私は田川石炭・歴史博物館の屋根にも過疎債が使えたのですから、このライトアップにも使えないかも質問。今度答えをもらうことにしています。

 

ちなみに過疎債とは、例えば100万円借金しても70万円は国が肩代わりしてくれるので、実質田川市は30万円し払えばOKという制度です。

 

すでに2本煙突は今年度だけで4000万円以上のお金を使って補修をしています。これ以上の予算投入が本当に市の事業全体を見て適正かどうかなども踏まえ、請願を審議する必要があります。

 

次に財政課。事務報告として食糧費の支出基準について報告がありました。今後、食糧費の支出に関しては昼食は1000円、夕食は3000円を上限とし、酒類の提供は禁止となりました。

 

今回の件で必要性を感じたのは、職員倫理規定です。職員の行動規範について条例などでしっかり既定することを行わないと、不正行為が結局なくならないのではないか、と思っています。文章に「いやしくも社会的に批判の招くことのないよう~」と書いているのですから、その言葉にふさわしい制度設計も必要です。

 

次に総務防災課市内通所介護事業所における行方不明者の発生について事務報告がありました。糒地区にある認知症対応型通所介護事業所から認知症の利用者1名がいなくなったという事件で、付近の捜索などを行っているが現在も見つかっていないというものです。

 

今回の行方不明の問題については初動捜査の遅さがあげられている、とのことでした。我々も含め福祉施設が増えている中で、こういった危機管理体制をしっかり構築することも必要です。早急な発見が望まれます。

 

最後に税務課。1つ目は第4回特別滞納整理班による戸別訪問の結果について事務報告が行われました。

 

その概要は以下の通りです。

 

  • 構成人数  管理職及び税務課職員  102人
  • 実施機関  平成19年12月17日(月)~12月23日(日) 7日間
  • 実施内容  現年度市税滞納者を中心に対象者を抽出し、担当者1人当たり8件程度の戸別訪問を実施し、早期納付の指導及び口座振替の推進を行った。
  • 対象世帯数  639世帯(件数743件 滞納額6566万7963円)

 

その結果、今年1月30日までに1252万2900円納付があったとのことでした。

 

ちなみに現年度の滞納額全体は昨年11月現在9880件で約3億8000万円となっており、現年度滞納分に対しての割合は3.29%しかありません。このことからも、これ自体を否定するわけではありませんが、徴収体制については抜本的に改革する必要があるのではないか、と強く感じました。

 

というのも、結局「家に行った分、税金がとれる」という感覚が執行部にあるのではないか、とうことです。時代の変化に伴い、生活様式も昔とは一変していますし、市民の感覚も変化しています。それ以上に訪問指導をするだけの人員配置、公用車をはじめとした物的配置を強化しているのか、と言えばお粗末としかいえない状況にあります。ただ「家に行けば」という状況ではなくなっているのが今の滞納整理の難しさなんです。

 

私自身は、法的措置をこれまでより強化することで滞納整理を加速させることが、事務量の軽減につながるのではないか、と思っていますし、それしか現状の組織体制では徴収強化が図れないのではないか、と思っています。人がもっと配置されていれば訪問をどんどんするのも手でしょう。しかしマンパワーが人員整理で減らされている中で、それをし続けることはほぼ不可能です。その点を意見として執行部に述べました。

 

しかし副市長は答弁で「職員にもっと汗をかいてもらう」「給料分は働いてもらう」など、現在の徴収体制の不備が職員の怠惰が原因があると捉えられかねない発言をしました。これが執行部の現状の認識ということです。

 

また私は付け加えとして、口座振替を窓口でも積極的に進めたり、窓口の机の上に口座振替の紙を置いたりして積極的に紙の記入を行ってもらったりしたほうがいいのでは、と言いました。この件に対して税務課長は、窓口における口座振替の強化は今後進めていきたいと発言しました。

 

私の議員活動の柱の一つに「財政再建」があります。それを行うためにはまず

 

  1. 歳出をゼロベースで見直すことや、全ての公費支出について原則公開を実施し透明性を高めることで歳出カットを図る
  2. 総額26億円以上の滞納額の早期解消に向けて、徴収体制に人的・物的配置の強化を図る

 

ことが急務です。ということは財政再建の大きな柱の一つは徴収強化なのであり、他の費用を減らしてでも体制強化を図ることが求められるのでは、という考えです。もっと言えば静岡県全体で滞納整理を専門に行う広域連合を設置することも先進事例だと思います。

 

次に商品軽自動車税に対する課税免除について報告がありました。田川市内で営業している中古車販売業者の商品車として展示されている車の軽自動車税を免除するというもので今年4月より行うことにしています。

 

これによって年間200万円の市税が減額されることになります。

 

この件については前議会の際に請願が議会で採択されたことに伴うものですから、我々1年生議員が発言するのは難しいのですが、最低でも200万円あったら私が12月議会で発言した市税のコンビニ収納が可能になるなあ、とは思いました。

 

ということで今回の総務文教委員会は終了。その後は

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控え室で一般質問の勉強をしました。この札を見るたびに、社民党市議団という名前を冠していることの心地よさ&ありがたさを感じています(^^)

 

夕方からは田川商工会議所青年部(YEG)の2月例会に参加しました。

 

話は変わり・・・

 

いろんな意見が飛んでいる京都市長選挙。この結果について党全国連合の声明がいまだに出ていません。

 

過去の声明を見ると政令市長選挙では党声明が出ているみたいですので、早急に党声明を発表する必要があるのでは、と思います。

 

なにせ国に対しては見解を述べろ!といつも追求している党のですから、都合の悪いときだけ声明も出さないのでは国に批判することはできないと思います。同じ府連推薦どまりの民主党だって「反省」の弁を述べているんですからなおさらです。

 

ちなみにいよいよあさってより社民党若者ツアーに参加です。

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