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ビラ入れ書類送検、そこまでするか?

2008年07月03日

今日は社民党田川総支部自治体議員団による「中国・四川大地震」「ビルマサイクロン」「岩手・宮城内陸地震」の支援カンパ行動を行いました。

 

1時間と短い間でしたが、14553円が集まりました。それに党幹部のカンパをプラスして社民党福岡県連合に集約、その後社民党全国連合へ集約し、それぞれ均等にお渡しをいたします。暖かい御浄財、誠にありがとうございました。

 

その後も社民党田川総支部合同会議に参加。今後の行動について話し合いました。

 

話は変わり・・・

 

我々の活動にも関わる事件が発生しました。以下は引用です。

 

議会報告:集合ポストに入れた国分寺市議、書類送検 

 東京都国分寺市の幸野統(こうのおさむ)市議(27)が、所属する共産党市議団の「市議会報告」を集合ポストに投函(とうかん)するため市内のマンションに立ち入ったとして、警視庁小金井署が住居侵入容疑で東京地検八王子支部に書類送検していたことが分かった。集合ポストはオートロックの扉の外側だった。

 調べでは、幸野市議は5月18日午後5時ごろ、同市本多1のマンション1階玄関にある集合ポストに市議会報告を配布するため、無許可でマンション敷地に侵入した疑い。集合ポストそばには、関係者以外の立ち入りを禁じる張り紙があった。

 幸野市議は投函中に住民の一人から「無許可だ」などと注意を受け、一緒に近くの交番へ行った。マンションの管理組合が5月22日付で被害届を出したのを受け、6月9日に書類送検した。

 幸野市議は「オートロック外側の誰でも立ち入れる場所で、理解できない。市民の知る権利の侵害にもつながる」と、不起訴処分を求めている。

 ビラ配布をめぐっては、東京都立川市の防衛庁(当時)官舎で自衛隊イラク派遣反対のビラを各戸の玄関ドア新聞受けに投函した市民団体メンバーが住居侵入罪で逮捕・起訴され、4月に最高裁で有罪が確定している。しかし、オートロックの扉の外にある集合ポストに投函した場合の判断は明示していない。【内橋寿明】(毎日新聞) 

(引用終了)

 

私自身も議会毎に議会便り「まこと通信」を発行していますし、マンションなどにも投函しています。特に都市部などの自治体議員の多くは今回の事件と同じようにビラ入れを行っているのではないでしょうか?

 

私の知人である松本たけひろ和光市議ブログでも「チラシの投函を徹底的に排除するマンションが増えてきた」と指摘していました(そのときのブログはこちら)が、比較的ゆるいような田川市でもだんだん見られるようになりました。

 

私も京都で4年間マンション暮らしだったのでよく分かるのですが、AV関係のビラや、ネットワークビジネス、宗教がらみのものなど、家を1週間空けていただけでポストにビラが満杯になるぐらい投函されていました。管理組合も処理に頭を悩ませているのも事実だと思います。

 

しかし、すべてのビラを排除するだけではなく、警察に被害届を出すまでするのはどうかと思います。今回のように政治的なビラをも排除していく流れは、健全な民主主義社会の形成の上でも、国民の知る権利の観点からも、大きな疑念を感じます。

 

第一ビラ配りに公権力が介入していく事態がつづけば、議会便りなどを通じ市民とつながろうと努力する議員が萎縮してしまうだけです。それが健全な民主主義社会ではないことは、容易に想像できるはずです。

 

議員にとっても市民にとっても、政治的意思表明と市民から選ばれて選出されている議員の活動を知ってもらうために、このブログもそうですが、ビラは欠かせないものです。ビラ配りなどの表現方法はできるだけフリーであるべきです。

 

個人的に気になるとすれば、書類送検をされた市議は私と同い年だということ。そして我々と同じ「革新政党」の所属だということ。「明日はわが身」になるかもしれません。

 

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