田川市議会初日の審議報告

2008年09月05日

今日は田川市議会９月定例議会の初日でした。インターンの梶原さんも参加してくれました。

それでは以下審議日程をご報告いたしますね。

第１　　会期の決定

９月５日～１０月９日まで

第２　　会議録署名議員の指名

吉岡恭利議員・竹内徹夫議員を選出

第３　議案第３８号　　田川市議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部改正について

地方自治法の改正に伴い、これまで「報酬」とだけ定めてあった議員の歳費を「議員報酬」と改めるもの

第４　議案第３９号　　田川市市民広場の設置及び管理に関する条例の一部改正について

駐車場に関する取り決めの改正などを行うもの

第５　議案第４０号　　田川市近代化産業遺産保存活用基金条例の制定について

二本煙突などの炭鉱遺産の保存を行うために創設する基金。なお原資は市民などの寄付でまかなう。

第６　議案第４１号　　田川市体育施設条例の一部改正について

田川市の体育施設（田川市総合体育館など）のうち、田川市市民プール以外の１０施設に関して、指定管理者と市との関係において、これまで使用料として市が収受していたのが、利用料として指定管理者が収受することになるため、所要の改正を行うもの。

第７　議案第３４号　　平成２０年度田川市一般会計補正予算

総額５億９５６８万１千円の増額予算。主なものとして白鳥工業団地内にある万年池の整備事業、万年池公園の整備事業に３億５０００万円を計上。なおこの原資は産炭地域活性化資金をあて、なお過疎債も使用することにしている。

第８　議案第３５号　　平成２０年度田川市国民健康保険特別会計補正予算

１億１６９９万１千円の減額予算。今年度の国庫補助金などの額が決定したことに伴う数字あわせが中心。

第９　議案第３６号　　平成２０年度田川市等三線沿線地域交通体系整備事業基金特別会計補正予算

１億９１８３万１千円の増額予算。新しい車両購入費や燃料高等に伴う補填、補助金増額などに当てられる。

第１０　議案第３７号　　平成２０年度田川市立病院事業会計補正予算

４８０９万１千円の増額予算。重油の増額分３３６３万６千円の増額などが中心。

第１１　議案第４２号　　過疎地域自立促進計画の変更について

過疎地域自立促進市町村計画の中に、「万年池自然公園整備」を追加するもの。

第１２　議案第４３号　　財産の処分について

工業団地である望岳台団地Ａ区画（３０３６１㎡）を大塚工機株式会社が７０００万円で購入するというもの。

第１３　委員会提出議案第７号　　田川市議会規則の一部改正について

一般質問等における議員の発言回数の制限（これまで３回）を撤廃するもの。

簡易採決で可決成立

第１４　委員会提出議案第８号　　「社会福祉事業に従事するものの確保を図るための措置に関する基本的な指針」の実効性を確保し、社会福祉施設の人手不足の解決を求める意見書について

簡易採決で可決成立

第１５　請願・陳情の件

１件の請願を受理

また市営住宅の長期滞納者に関する訴えの提起を２６件起こしている。最も多い滞納者は家賃９５３，９２０円（１１３ヶ月分）、汚水処理施設使用料４６５，５００円（１１７か月分）、畳の表替・ふすまの張替費用８５，３００円の計１，５０４，７２０円滞納している。

以下は意見や審議に関する説明・・・

今回の９月補正予算で、学校の耐震化事業を５７６０万円減額しています。これは田川中学校の耐震化施行を中止するために行うもので、中止することで発生した予算の一部を田川小学校・大浦小学校にそれぞれ耐震診断にあてるとしています。

田川中学校の耐震状況は、地震に対する強度等を表すＩｓ値で０．３６となっており、「地震に対して倒壊または崩壊する危険性がある」という基準である０．３以上０．６未満に該当するので、なんらかの耐震改修は行う必要が生じてきます。なお昨年工事を行った後藤寺小学校の耐震化事業も、耐震化施行前はＩｓ値０．３８で田川中学校より高い数値になっています。

その点について共産党の佐藤議員が質問。予算の復活を求めました。教育長・市長とも苦しい答弁に終始していました。市長は「第一優先として（耐震診断の）調査をさせてもらいたい」という答弁でした。

今回の件は総務文教委員会で細かい議論になってくると思いますが、市民や議員が納得する材料をしっかり提示して予算説明に望まないといけないと思います。さてそれが執行部にできるのか・・・。