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さわぎり裁判、上告断念へ!

2008年09月07日

急な雨が増えてますね。昔はこんな雨は降らなかったなあ、という雨ばかりです。

 

そして今年は台風が一度も来ていませんね。まあ来ていないことはいいことなんですけどね(^^;

 

ちなみに昨日は

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社民党田川総支部第27回定期大会に参加。再び副代表として党務に当たります。なお党関係の役職では県連合青少年局長、全国連合機関紙検討委員会委員にもなっています。

 

やはり主な議題は衆院選に向けた意志統一。野党共闘の流れをしっかり11区でも広げて、山口はるな必勝に向けて全力で行動いきたいと思っています。

 

今日は知人のお見舞いに行ったり、一般質問の原稿作成を行いました。

 

話は変わり・・・

 

社民党が連携して取り組んできた自衛隊員のいじめ自殺を訴えた「さわぎり裁判」。福岡高裁で逆転有罪が確定することになりそうです。以下は引用です。

 

3曹自殺訴訟、防衛省が上告断念/敗訴確定へ

 海上自衛隊佐世保基地(長崎県佐世保市)の護衛艦さわぎり艦内で1999年、男性3等海曹=当時(21)=が自殺した原因を「上司の侮辱的言動によるストレス」と認め、国に350万円の賠償を命じた福岡高裁判決について、防衛省は6日、上告を断念する方針を決めた。8日に正式に決定する。

 判決は、自衛官の自殺で国の責任を認めた異例のケース。遺族がいじめ自殺を主張する同様の訴訟は、横浜地裁と静岡地裁浜松支部でも係争している。

 防衛省によると、判決で自衛隊内の構造的ないじめやほかの上司の違法な言動は否定されたことから、判決が確定してもほかの訴訟への影響は少ないと判断した。

 訴訟は、さわぎり艦内で起きた男性3曹の自殺原因はいじめとして、宮崎市の両親が国に2000万円の慰謝料支払いなどを求め提訴。2005年6月の1審長崎地裁佐世保支部判決は上司の言動を「指導の範囲内」などとして訴えを退けたが、今年8月25日の2審福岡高裁判決は「指導の域を超え違法」として賠償を命じた。

 

私も詳しく話を聞いたことがありますが、とても卑劣ないじめをしています。当然と言えば当然の判決です。

 

私自身、自衛隊の知り合いもたくさんいますが、個人の単位ではとてもよい方々ばかりです。しかし自衛隊という組織となったら、また違ってきます。

 

今回の上告断念の記事を読んでも、「自衛体内の構造的ないじめは否定された」から断念していると防衛省は言っています。あくまでも個人の問題であると言わんばかりです。

 

この問題は同じく社民党佐世保の青年党員が詳しく知っているのですが、彼のブログいわく「毎年100名近い自衛官が自殺しているのですが、当局はこれを隊員個人の「借財」などに理由を当てはめ、更には「一般社会と自殺率はそう変わらない」としています。しかし一般社会での自殺原因トップは失業など「経済苦」です。一般的に安定しているとされている公務員の中でも諸手当が多い自衛隊でその論理は通用するのでしょうか?」と言っています。自衛隊内の自殺問題は単に個人の問題ではなく、組織体質の問題であるのは明白だと私は思っています。

 

自衛隊をめぐる動きはここ近年、反戦団体の違法調査、イラク派兵違憲判決を「そんなの関係ねえ」発言など大きなものから、身近なものでは福岡11区内にある築城基地では入り口近くで行えていた反対集会ができなくなるなど、いろんな点で変節しているように思います。

 

今回のような裁判判例をしっかりつくること、そしてやはり憲法9条を掲げ続けることが自衛隊の暴走を食い止める重要な手段です。

 

また福岡11区は築城基地を抱える選挙区。また田川地域でも実は英彦山頂上が戦闘機演習における仮想目標になっていると昔築城基地にいた友人に聞いたこともあります(伝聞なので本当かどうかはわかりませんが)。我々にとってもとても身近な問題でもあるのです。

 

社民党は自衛隊にいつもギャーギャー言っていますが、実は自衛隊員の人権を最も考えている政党でもあるのです(^^)

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