世界遺産登録、炭住壊して手をあげても・・・

2009年03月03日

今日は午前中より、仕事の会議や打ち合わせでバタバタしました。午後からは市役所へ。今日の西日本新聞に出た世界遺産に関して、松原炭住を残すか否かという記事について担当者に話しを聞きました。

その中で九州・山口近代化遺産の暫定リスト入りに関する専門家委員会の中で委員会が炭住の保存が絶対条件と結論づけた、という趣旨の記事が出ていることに対して質問すると、担当者からはそのような議論は実際専門家委員会に参加したが聞いたことはないし、結論づけたという事実もないはずだ、と返しました。

「結論づけた」という言葉を用いるということは、そう言った発言があったからそういう表現を新聞がしていることになります。結論づいていないのに結論づいたともし書いたなら新聞記者の資質の問題ですし、そうではなく実際結論づけるまでの議論になっているとすれば、職員の認識が間違っていることになります。

この件は市としてしっかりした見解がまったく見えてこないところに大きな問題があると思います。お金をかけて残すなら予算措置などすべきですが、そういうことにはなっていない。しかし世界遺産登録に関する税金は引き続き投入する、というのは、やはり説明不足しか言えないと思います。

新年度予算に向けてどのように言ってくるのか、引き続き注視して行きたいと思いますが、炭住を壊しながら、文化的な遺産を残そうという意味で作られている世界文化遺産に本当に残れるものなのか、というのがはなはだ疑問でもあります。

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