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道州制はユートピア

2009年09月10日

今日は田川市議会本会議一般質問でした。計5名の方々が質問をしました。

 

その質問の中に道州制の議論があったのですが、市長は「道州制はユートピアだ」と言い切っていました。

 

ユートピアってどういう意味?と思って検索してみると

 

「空想された理想的な社会。理想郷。理想の国。」

 

とのことです。

 

うーんこの言葉を考えれば、市長は道州制は不可能であると暗に言ったのですかね。しかし作った原稿をほとんど読まず、同じ内容を繰り返しおっしゃいながら熱っぽく道州制を「メリットしかない」と言い切っていたので、よほどの思いがおありなんだろうと思います。

 

ただ道州制議論は地方政府(都道府県・市町村)の数の減少を指します。まずは都道府県合併にはじまり、市町村もかなりの合併を余儀なくされます。となると行政権の単位は少なくなるのですから、現在のような細かい自治体運営はかなり困難になると思います。

 

またたとえば九州を1つの「州」にしたとしても、北海道のように旧県単位の支庁を作る必要があると思います。となれば、市→支庁→州→国と組織が増えるだけですから、ただ新たな組織を作るだけ、ということにもなりかねず、まして意志決定過程も大きく遅れる可能性もあります。

 

まあ道州制がユートピアではないだろうと私は思います。

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