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田川市幼児教育審議会

2010年02月15日

今日は朝9時より田川市幼児教育審議会に出席。私は副会長を仰せつかっております。

 

今日は幼児教育審議会としての中間報告の素案づくりでした。

 

田川市には就学前の子どものために、私立保育園、私立幼稚園、市立保育園、市立幼稚園があります。それぞれの園が、それぞれ置かれた立場や状況、経営形態で特色を出し運営を行っています。

 

審議会としてもこの4つの形態を大切に、そのうち今回諮問されている市立幼稚園のさらなる充実強化に向けて話し合いを行っています。

 

他の委員からも話がありましたが、私自身も考えるのは、市立幼稚園の方向性についてです。

 

これには大きく2つの方向性があります。

 

1つは多くの子どもさんが入園できるような体制づくりという方向性です。具体的には延長保育や土曜日・夏休み・冬休みの預かり保育、「認定こども園」の設置などを市立幼稚園として実施していくという流れです。

 

2つめは、本来の幼稚園機能の充実という方向性です。具体的には幼稚園としての9時から14時、夏休み・冬休みの枠組みは維持しつつも、教育体制の質的充実に向けた予算投下や人員配置を行っていくという流れです。

 

このことは十分な議論が必要であり、私自身確定した考えを持ち合わせていませんが、今まで考えた中では、先ほど述べた4つの就学前保育体制があるのであれば、市立幼稚園は機能充実に向けた動きを行った方が、今ある市立幼稚園の良さを強く大きくすることにつながるのではないか、と感じています。

 

ただ一点、すべての委員の合意形成ができたのは「市立幼稚園における3歳児保育の実施」です。現在市立幼稚園は4歳児から受け入れているのが現状ですが、すでに文部科学省も3歳児からの幼児教育が望ましいと述べているとのことです。この点については中間報告段階からしっかり盛り込むことになりました。

 

また現在14時までとしている市立幼稚園の保育時間を15時までとするという要望も、すでに10年近く前に幼稚園教諭の中で出されたと紹介がありました。市立幼稚園の園長先生も委員になっているのですが(ちなみに私の幼稚園の担任の先生でもあります)、今の体制でも15時までの1時間延長は可能ではないか、という見解をおっしゃっていました。

 

1時間の違いだけでも、預ける立場としては大きな違いだと思います。その点も十分検討していかなければなりません。

 

私自身子どもがいないので、子育て支援について十分な勉強ができていませんでしたが、今回の幼児教育審議会をきっかけに、子育て支援の重要性をとても強く感じました。と同時に田川市の子育て支援の不十分さも垣間見ることができました。

 

なおこの審議会では市立後藤寺幼稚園について中間報告では触れられませんでした。その件については現在庁内検討委員会で議論されている段階であることや、そもそも用事教区審議会に諮問されていないという点からです。

 

しかし後藤寺幼稚園についての問題は議員としてもしっかり取り組んでいきたいと思っています。また詳しい部分は今後このブログで掲載して参ります。

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