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9月議会が始まりました

2010年09月08日

 

 会期の決定

 9月8日から、10月8日までの31日間と決定

 

(諸般の報告)

 

 ここでは田川地区清掃施設組合新ごみ処理場問題について、市長から報告がありました。まずは焼却方法を決め、現施設の改修を行って生きたいとの事。議員からは「そういう説明は納得できない。現施設へ再び建設するよう、市長も努力しなければならないのではないか」という意見がありました。

 

 また他の議員からは「以前新ごみ処理場の建設予定地となっていた白鳥工業団地K区画はどうなっているのか」と市長に問うと「市としては公共の用地に資するために取得したのであって、田川地区清掃施設組合としてはごみ処理場建設予定地として扱ったのだろうが、市としてはそのように扱っていない」という趣旨の発言を行いました。

 

 それに対して議員が「じゃあなぜ(ごみ処理場建設のために必要な)環境アセスメントを行ったのか」と問うと、それも市長は「田川地区清掃施設組合で行ったもの」と言っていました。ただ田川地区清掃施設組合の組合長=トップは市長であり、田川市は構成市町村の一つでもあります。

 

 なお白鳥工業団地K区画は環境面から反対運動があったのは事実です。その後同工業団地内に産業廃棄物処理施設が建設されることになります。しかもその施設は田川市内に不法投棄までしてしまうことになります。

 

 議案の撤回について

 議案第56号 田川市立病院使用料及び手数料条例の一部改正について

 撤回された分べん料は 分娩費用の値上げを行う議案でした。具体的には、診療時間内の分娩:13万円から15万円に、午後10時から午前6時までの間の分娩及び休診日の分娩:18万円から20万円に、上記以外で診療時間外の分娩:15万5千円から17万5千円にそれぞれ値上げをするものです。

 

 しかし専門的に審議をする厚生委員会において、十分な審査が必要ということで9月議会まで引き伸ばしになっていました。

 撤回理由について執行部は「田川市立病院は、市民のための病院であり、その再生は市民の理解と協力なしには達成困難であることから、本件につきましては、田川市立病院中期事業計画の策定後、当該計画に沿って検討し、改めて提案したい」と説明。

 

 それについて私は「そのような理由はそもそも6月議会の提案をする時点で考えなかったのか」と質問するものの病院事業管理者は「厚生委員会で慎重審議があったので」と明確な答弁をしてきませんでした。私からは「議案の撤回など極めて異例の措置。この頃議案の中途提案も乱発している」と指摘しました。

 

 この撤回議案は簡易採決(異議なし!というもの)となりました。

 

 専決第34号 平成22年度田川市一般会計補正予算

 豪雨被害の災害復旧費5949万8千円にについての専決処分(議会の議決を経ずに予算を決定すること)を承認するもの

簡易採決

 
 議案第69号 田川市と委託団体との間の応急的診療等に関する事務の委託の変更について

 

 田川地区休日救急医療センターにおいて平日夜間帯の診療を開始するため田川郡7町村から受託する事務を変更するもの(厚生委員会付託)

 

 議案第66号 田川地区休日救急医療センターの設置及び管理に関する条例等の一部改正について

 

  田川地区休日救急医療センターにおいて平日夜間帯の診療を開始するため、敬称を「田川地区急患センター」に改めるため名称変更を行うと共に、診療時間等の変更を行うもの。(厚生委員会付託)

 

 議案第60号 平成22年度田川市一般会計補正予算

 

 総額5億8847万1千円を増額補正するもの。既決予算額も含めた総額の予算案では252億2989万3千円となる。最も大きいものは、福岡県立大学用地として無償提供する際、その土地購入費を下水道施設整備基金積立金から使用したものを、同基金へ繰り戻しするもの。(各所管委員会付託)

 

 議案第61号 平成22年度田川市国民健康保険特別会計補正予算

 

 総額332万円を増額補正するもの。既決予算額を含めた総額で65億1950万1千円となる。(厚生委員会付託)

 

 議案第62号 平成22年度田川市老人保健特別会計補正予算

 

 総額570万8千円を増額補正するもの。既決予算額を含めた総額で2088万8千円となる。(厚生委員会付託)

 

 議案第63号 平成22年度田川市後期高齢者医療特別会計補正予算

 

 総額100万円を増額補正するもの。既決予算額を含めた総額で7億3191万円となる。(厚生委員会付託)

 

 議案第64号 平成22年度田川市休日救急医療特別会計補正予算

 

 総額2745万8千円を増額補正するもの。既決予算額を含めた総額で1億2466万3千円となる。前年度繰越金が主なもの(厚生委員会付託)

 

 議案第65号 平成22年度田川市立病院事業会計補正予算

 

 収入では、医業外収入として199万円の増額(既決予算額を含めた収入総額で54億1971万5千円)、支出では医業費用として3532万2千円の増額(既決予算額を含めた支出総額で57億3145万1千円)となります。

 

 資本的収入で企業債を3億3070万円増額し、企業債合計で3億6800万円、資本的収入総額で7億1051万3千円となります。

 

 資本的支出では医療機器購入(汎用超音波画像診断装置等医療機器更新一式)のために、3億3274万5千円を増額、既決した資本的支出との合計で9億4279万3千円となります。

 議案第67号 田川市第5次総合計画基本構想の策定について

 

 今後10年間の田川市の方向性等について定めたもの。(総務文教委員会付託)

 

 議案第68号 過疎地域自立促進計画の策定について

 

 田川市が過疎地域自立促進特別措置法に基づいた「過疎地域」に指定されているため、その自立促進計画を策定するもの(各所管委員会付託)

 

 議案第70号 市道路線の認定について

 

 「蛍が丘さくらタウン線」(田川市大字夏佳1258番地付近)の長さ70メートルを指導路線に認定するもの(建設経済委員会付託)

 

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 以上が今回9月議会に条例されてた議案や予算案になっています。今回は市の10年間の方向性を示した総合計画や、過疎自立促進計画など予算案以外にも重要案件が目白押しです。しっかり議論していきたいと思っています。

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