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後藤寺幼稚園問題、9月に再び審議へ

2011年08月10日

 今日は総務文教委員会が行われました。以下報告します。

 

 今日は田川市立後藤寺幼稚園の問題について報告をうけました。耐震強度問題で市立後藤寺小学校に「緊急避難」をしてから、すでに1年10ヶ月近くが経過していますが、いっこうにその後の答えは見えません。そのため、総務文教委員長の二場議員が取りはからっていただき、この件についての集中審議をする事になりました。

 

 すでに、この幼稚園問題については、緊急避難後に開催された田川市幼児教育審議会で「後藤寺幼稚園・伊田幼稚園の合併による新市立幼稚園の設立」を答申しています。またこの日の答弁でも、田川市教育委員会は「教育委員会としては、この方針に基づいて進めていきたい」との方針を決めています。

 

 しかし執行部はその後、なぜか幼保一元化に関する勉強会なるものを立ち上げ、幼保一元化に関して、それも10ヶ月近くも研究しています。しかも出された結論も極めてあいまいでした。

 

 市としては幼保一元化による市立の「認定こども園」の設立も検討しているようですが、すでに田川市幼児教育審議会の審議では、認定こども園の扱いについては将来の課題にしつつも、答申で「公私立保育園・私立幼稚園はともに幼児教育を支えていく機関として重要であり、公立幼稚園は継続する必要がある」と答申しています。また認定こども園は事実上新たな保育所の設立になるため、民間保育園の反発は必至です。

 

 また市立幼稚園の園児数の減少についても執行部は言及していましたが、市立幼稚園については、対象幼児は田川市民であることが条件としてついており、また殆どの幼稚園で行っている3歳児保育もいまだにおこなっていません。園児数を少なくする要素を作り出しているのは、むしろ市側なのです。

 

 私も田川市幼児教育審議会の副会長として、答申を取りまとめた立場としては、すでにこのような様々な状況を検討した上で、市立幼稚園の合併と新園設立が望ましい、という結論を出したつもりですし、これを出すのもかなりの調整を行ってきました。公立・私立のそれぞれの幼稚園・保育園という選択肢が子育て世代に提供されているのは、大きな価値だと思います。ぜひ答申通りの推進をこれからも求めていきたいと思っています。

 

 また他の議員からも「幼保一元化と後藤寺幼稚園の問題は分けて考えるべき」と言った意見も出されていました。またこの件に関しては「9月までに結論を出し、総務文教委員会と協議すること」も委員会の総意として決定し、執行部に伝えました。

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