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市町村アカデミーで議員研修

2011年11月01日

 今日は東京へ。議会派遣で「市町村アカデミー」議員特別研修に参加するためです。

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 ここが施設です。

 

 まず話をして頂いたのは、朝日新聞の星浩さん。国内政治やこの頃問題になっている金融危機のことなどについて講演をして頂きました。

 

 現在のギリシャ問題や円高の問題については、単独での介入では十分な対応ができないのではないか、としつつ「その時に強い通過に集まっているだけで、実体経済より多くのお金が回っている。将来は無秩序なファンドの動きを国際的に規制する仕組みが必要では。」ともおっしゃっていました。

 

 またTPP問題については「日本は、将来も関税協定に入らない、というのは関税などで他国とフェアな競争はできないということになる。これでは負けてしまうのは明らかでは。国際競争をハンディのある状況下で続けていくのは将来問題になるし、TPP交渉に早く入らないと、日本に不利になる。」とも述べていました。

 

 また野田政権や国内政治についても言及。少子化問題への対応は、より十分な対応をすべきと言うことなども話がでました。また高校授業料無償化については「これによって36%退学が減った。逆を言うとそれだけ経済的理由の退学があったということになる。」とも述べ、無償化については一定の成果があったのではないか、という見解を述べていました。

 

 年金問題については、最低保障年金について生活保護とリンクさせて述べており、「現在生活保護。200万人、3兆円を超えているが、そのうち100万人は無年金の方。しかし最低保障年金という制度を保障すれば、無年金者は年金の会計に映っていくことになる。年金制度の改革と最低保障年金の創設なども議論が急務」という趣旨の発言もしました。

 

 最後に現在の政治情勢について、「政治のごたごたが続けば、いろんな点で問題にもなるが、この半年が将来を占うものになっていくのでは。」と述べていました。

 

 次に涌谷町町民医療福祉センター長青沼孝徳さんが講演。医療福祉センターにおいて、保険、医療、福祉の包括ケアを推進し、治療だけではなく、福祉的観点からも様々な取組をしていることが紹介されました。

 

 このセンターは病院だけはなく、老人保健施設、特別養護老人ホーム、訪問看護、デイサービス、ホームヘルパー等様々な機能を有した施設があり、運営を一体的に行っている社会福祉協議会の職員も含め380名の職員が在籍しているとのことでした。複合的なケアによって、生活の質の向上をしていく取組はとても重要だと思います。

 

 また口腔ケアにも力を入れており、「8020運動」の推進や、なるべく自ら食事をする(胃ろうなどを極力しない)取組なども行っているとのことでした。

 

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