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私たちは憲法9条をもっている

2008年04月17日

今日は社民党田川市議団3名で会議や打ち合わせを行いました。22名のうちの3名ですから全国の社民党の中では多い割合です。

 

その後も党の会議を行いました。

 

話は変わり・・・

 

自衛隊のイラク活動は違憲であるという画期的な判断が今日出されました。以下は引用です。

 

空自イラク活動、違憲判断・名古屋高裁 

 イラクへの自衛隊派遣は違憲などとして、全国の1116人が国を相手取り、派遣の差し止めと違憲確認、精神的苦痛に対する1人当たり1万円の慰謝料を求めた訴訟の控訴審判決が17日、名古屋高裁であった。青山邦夫裁判長(異動のため高田健一裁判長代読)は原告側の控訴を棄却した上で、「航空自衛隊の空輸活動は憲法9条に違反するとみられる」として、空自のイラクでの活動は違憲との判断を示した。

 原告弁護団によると、自衛隊のイラク派遣の是非を巡る訴訟は全国11地裁で12件。違憲判断は初めて。(共同通信)

 

しかしこの判断に対して、福田首相も官房長官も黙殺してしおうとしています。以下は引用です。

 

空自イラク活動は継続 首相「どうこうする考えない」  

政府は、名古屋高裁の判決はイラクへの自衛隊派遣に影響しないとの立場から、空自による輸送活動を継続する方針だ。福田首相は17日夜、記者団に「判決は国が勝った。(違憲判断は)判決そのものには直接関係ない」と述べた。また、今後の空自の活動についても「裁判のためにどうこうする考えはありません」と明言した。

 首相は来年7月に期限が切れるイラク派遣の根拠法の再延長については「その時の情勢がある。法律の趣旨にかなっているかどうか、その時に考える」と述べた。

 また、町村官房長官は記者会見で「総合的な判断の結果、バグダッド飛行場は非戦闘地域の要件を満たしていると政府は判断している。高裁の判断は納得できない」と判決への不満を表明。自衛隊の活動への影響は「全くない」と強調した。 (朝日新聞)

 

違憲状況だと認定されたイラクの自衛隊行動を続けるのですから、国政でも大きな問題になると思います。この判断は今後の政治運動でも大きな武器になるのは確実です。

 

またこの判決文を書いた裁判官は、かなりの決断を持って書いただろうと思います。小泉首相の靖国神社参拝の裁判でも、かなりの数が裁判所に出されましたが、違憲の判断を下したのは福岡地裁と大阪高裁だけですし、違憲と断じた判決もこれまで数少ないのが現状です。

 

これまでの9条に関する裁判の判決をみるにつけ、「また敗訴か」とため息ばかりでした。しかし今日は本当にすがすが気持ちになりました。5月3日の憲法記念日を前に、大きなプレゼントをもらった気分です。

 

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