本文の始まりです

暴走は助走から始まる

2008年11月01日

今日コールマインフェスティバルで、私も

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商工会議所青年部の行動や、地元校区の獅子舞を踊るため参加しました。

 

会場は

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こんな感じで

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キャラクターショーも行っていました。

 

夜は、

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若手経営者や企業家の集まりである「ラポール」の飲み会に参加。

 

WEB制作、福祉関係、または惣菜業など様々なジャンルが集まっている会で、ときどき顔を出させていただいています。

 

ちなみに私の兄はこんな会社を経営しています。

話は変わり・・・

 

今日、航空自衛隊のトップである田母神俊雄航空幕僚長が「日本が侵略国家だったとはぬれぎぬだ」などと論文で発表したため、幕僚長を更迭するという問題が発生しました。

 

この論文、私も読みましたが、第一論文の形態をとっていないことに驚きました。(論文のPDFはこちら)まず一次資料に関する脚注もないこと。例えば「タイで、ビルマで、インドで、シンガポールで、インドネシアで、大東亜戦争を戦った日本の評価は高いのだ」「日本軍の軍紀が他国に比較して如何に厳正であったか多くの外国人の証言もある。」などと書いていますが、これは誰の発言なのか、また評価が高いことをデータで集めたのか、まったく不明です。不明ということは実証性はないということになります。

 

また文章中にあったとしても、その論文自体に信憑性があるかどうかを自身が確認したのかも分からない点も論文としての形態に欠けています。

 

学者も「レベルが低すぎる」と一蹴していますが、このような「作文」を航空幕僚長の椅子と引き換えに提出することになんの意味があったのかが分かりません。あるとすれば、「自衛官もどしどし政治的発言をしよう」という上官からの意思表示といったところでしょうか。

 

しかしこのような歴史観を持った人が航空自衛隊のトップだったのか、というのが恐ろく感じます。彼らは人を殺し、脅す武器を持っています。いざとなれば、我々もその銃口の先にいる人物になるかもしれない。だから憲法や自衛隊法で厳しく文民統制を図り、自衛官の政治的発言や行動の細部にわたり制限をしてきたのです。

 

以前は自民党の憲法改正案の一部を現役自衛官が作成したという問題もありました。自衛隊のなし崩し的な政治的発言の容認につながりはしないか、と不安です。

 

暴走は突如としておきるものではなく、助走から始まるものです。助走段階から止めることが我々政治にいる者の使命です。

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