本文の始まりです
おおき循環センターを視察
2009年03月18日
今日は福岡県大木町の
「おおき循環センター くるるん」を視察しました。インターンの野中さんも一緒です。
ここはし尿・事業系家庭系の生ゴミ・浄化槽汚泥をバイオガスプラントで発酵させる施設です。最終的には液肥をつくり、各農家に10アール1000円で散布機械が散布しています。ちなみに液肥は①リン酸0.12%②カリ全量0.11%③全窒素0.25%④アンモニア態窒素0.13%となっています。肥料としては薄いと思います。
写真は液肥です。多少アンモニア臭がしました。
大木町は人口14500人、18.45平方キロの小さな町ですが、「環境のまちづくり宣言」や「大木町もったいない宣言(ゼロ・ウエイスト宣言)」などを行うなど、全町あげて環境問題に取り組んでおり、この施設はその中心施設として位置づけられています。
具体的には太陽光発電設置補助金(現在全世帯の約4%が設置)、浄化槽設置補助金(個人設置型)、液肥を肥料に菜の花を育て菜種油を住民がとりだす「菜の花プロジェクト」の実施などを行っています。
実際、生ゴミを各家庭が集めるのは大変ではないか?と思ったのですが担当者からの説明では「我々もそう思っていたが、予想以上にきちんと生ゴミをだしてくれるようになった」とおっしゃっていました。
事実数値では、2005年度を基準年にすると、
●2005年度ゴミ処理量:3101トン
●2007年度ゴミ処理量:1733トン
と実に44%もゴミが減少しているという数字が出ました。特に生ゴミは水分量も多いため、これぐらいになるとのことでした。ちなみに2007年度の生ゴミの合計(家庭系・事業系含む)は1132トンとのことでした。
また製造工程やシステムも大切だが、まずは住民に意識をもってもらうことが重要であるともおっしゃっていました。
ちなみにおおき循環センター整備事業は、
●整備機関 平成17年度~平成21年度
●1期工事 メタン発酵施設(施行 三井造船) 5億1966万円
管理学習施設、バイオの丘 1億8165万円
外部液肥タンク、車庫 約7800万円
液肥散布車両・運搬車両他 約4000万円
●2期工事 農産物直売所・郷土レストラン等 約1億9000万円
となっており、農林水産省の「バイオマスの環づくり交付金(補助率2分の1、町負担分の一部起債・交付税措置あり)」を受けています。今はバイオマス利活用交付金という名称になっています。施設運営は第3セクターが指定管理者となっており、運営費として年間6500万円を町が支出しています。
特にし尿処理でこの施設が使えるのは大きなメリットだと思いますが、メタン発酵に関する技術革新がこれらからの課題でしょうし、液肥の活用や生ゴミの収集、住民意識の高揚なども市民との対話や協働によってつくりださないといけません。
田川市はごみ焼却場問題を抱えていますが、この議論のなかでもこのような施設も併設することでごみ焼却量の減少などやそれにともなう建設コストの軽減が可能になると思います。もちろん液肥だけではなく炭化する方式など、バイオマスに関する取り組みはいろんな方式があるので、今後また勉強していきたいと思います。
とても勉強になりました(^^)
おまけ
はじめて
うなぎの「せいろ蒸し」を食べました。もともとうなぎが大好きなので、とてもおいしかったです(^0^)