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弓削田小学校開校式&総務文教委員会で前回否決案件を再び審議

2009年04月06日

今日は朝に

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「新 弓削田小学校開校式」が弓削田小学校で行われました。船尾小学校の児童は少人数から一気に大人数の学級となり戸惑っていないか心配ですが、新しい学校でぜひ多くの友人をつくり学校生活を楽しんでもらいたいと思います。

 

その後、議会運営委員会が行われました。まずは冒頭で市長からおわび。副市長もおわび。人事課長もおわび。そして事務報告がありました。

 

午後から総務文教委員会。ここでも市長がおわび。副市長もおわび。人事課長もおわび。そして事務報告がありました。

 

具体的な内容について、まず「見直しの背景」としては明治時代からの中央集権国家体制の問題点をあげ、そして2000年の地方分権一括法の趣旨、そして住民等の満足度の高い市町村になることをあげ、そのために行政改革が必要、だから行政改革推進室は必要!という中身になっていました。

 

熟語は使っているし、難しそうな文章になっていますが、正直中身は非常に薄いです。もう少し具体的に田川市としての背景と考え方をしっかり論述する必要があります。

 

そして「見直しのねらい」としては

 

①今日の地方自治体に求められている行財政改革のさらなる推進と総合的政策の構築、展開を実現する組織づくりを行うための見直し

②事務事業により効果的な推進を行うための見直し

 

を理由にあげていました。

 

「見直しの内容」では

 

①企画課を総合政策課と行政改革推進室に分ける

②企画課と生涯学習課にあるグループ制の廃止

 

をあげていました。

 

総合政策課の業務としては、配置職員数は9~10名(秘書係を除く)とし、これまでの業務に加え、

 

①総合政策の企画立案及び調整に関すること

②大規模プロジェクトに関すること

③地方分権に関すること

④広域行政に関すること

 

を付け加えます。

 

そして行政改革推進室は、配置職員4名体制で行い、業務としては

 

①行政改革の推進に関すること(田川市行政改革推進委員会の庶務、田川市行政改革推進本部の庶務、田川市立病院のあり方に関する審議会)

②行政評価制度に関すること

③田川市指定管理者選定委員会に関すること

 

を行います。これまでの企画課職員9名体制(秘書係を除く)から13~14名体制と4~5名の増員を実施するみたいです。

 

また放課後児童クラブの事務引継ぎに関しては、6月30日までに子育て支援課との事務引継ぎを実施するとのことでした。

 

この話を聞いて改めて思ったのが、総合政策課と行政改革推進室との仕事の分担がかなり困難ではないかということ。副市長は「部長や私がしっかり見ていく」と言っていましたが、総務部長や副市長が関与したとしても、例えば行政評価制度は地方分権にも総合政策にも地方分権にも密接にかかわっていますし、結局どちらが責任を持つのか、いつも議論をし、それ自体でリスクになるのは確実だろうと思います。それではシナジー効果ではな逆シナジー効果(と言う言葉があるかどうかは分かりませんが・・・)になってしまいます。

 

おそらく総合政策課や行政改革推進室の担当課長や担当者はその部分で大きな負担になるでしょうね。心配が的中しなければいいのですが・・・。

 

また放課後児童クラブについては、8日の総務文教委員会の際に教育委員会から説明を求めることにしました。昨日のブログでも書いたとおり、移管してどのような放課後児童クラブにするのかをぜひ聞きたいと思います。

 

他にも考えるところがありましたが、あとは8日の総務文教委員会で聞いていこうと思います。

 

話は少し変わり・・・

 

今回市長や副市長、人事課長と立て続けに謝罪をし「ぜひご承認賜りますよう」とおっしゃっていました。しかし私は謝罪や反省の言葉を聞くたびに、あまりいい思いがしません。なぜなら丁寧な言葉を発しながら、政策論議から逃げ、情で訴えて承認しもらおうという思いが執行部にあるのではないかと、感じてしまうからです。

 

求めているのは謝罪ではなく、政策論議です。

 

そして、否決=悪では決してありません。政策論議の結果であれば否決もとがめられるものでもなんでもないのです。

 

しかし昨年9月議会でも委員会を数回行っただけで「前代未聞の失態」ととらえられていますし、今回の議案の否決もそれ自体があってはならないこと、大失態、という雰囲気になっています。

 

この雰囲気の前提は、議会は委員会も全て予定通り、そして議案も全て通るのが当たり前、というものがあるからです。そのような雰囲気では緊張感のある議会と執行部の関係にはならないし、活発な議論は十分にはできなくなってしまいます。その雰囲気は早く終わらせなくてはなりません。

 

そのためにも早く議会改革を進めなければなりません。久保田実生添田町議の言葉ではありませんが、「思いを言葉に、言葉を形に」していきたいと思います。

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