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田川市立病院、医師不足で新型インフルに「受入困難」

2009年05月03日

新型インフルエンザに対して、田川市立病院が医師不足を理由に「受け入れ困難」となっている模様です。以下は引用です。

 

新型インフル対策、福岡県が「発熱外来」16か所に

 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の警戒レベルが「フェーズ5」に引き上げられた30日、県は患者発生を想定した医療体制の整備を急ピッチで進めた。また、感染者が出た米国とカナダからの帰国者について、体調に変化がないか追跡調査を続けている。

 県保健衛生課の嶺美明課長、佐野正参事は同日の記者会見で、「海外発生期の段階で、今までと対応は変わらないが、国内発生の危険性は高まっている」と指摘。手洗い・うがいの励行や、症状が出た場合は同課や保健所に速やかに相談するよう呼びかけた。

 感染の疑いがある患者を一般の患者と分けて診察する「発熱外来」は、県内16か所の保健所や医療機関などに設置する予定。発熱外来で疑い例が見つかった場合、ウイルスを外に漏らさない陰圧病床を備えた三つの感染症指定医療機関(北九州市立医療センター、福岡市立こども病院・感染症センター、田川市立病院)に入院させる。

 ただ、田川市立病院は「医師不足で受け入れが困難」としており、今後の対応を県と協議する。

 帰国者の追跡調査は、29日に検疫所から寄せられた情報に基づき、県内在住の3人について約10日間の予定で実施している。いずれも今のところ問題はないが、発熱などがないか定期的に確認する。近く福岡入りする外国人3人に対しても、同様に健康状態を確認するという。(読売新聞)

(引用終了)

 

田川市立病院は感染病指定医療機関で、8ベットを確保しています。しかし専従できる医師がいないため、事実上機能できない状況です。ここでも医師不足が大きな問題となりました。

 

厚生労働省は都道府県別に研修医の上限を決め、地方にも配分できるように制度を変えるそうですが、これも都市部から反発の声が上がっています。都市部に研修医が集中したからと言って、別に都市部の研修医は暇というわけではありません。その点からも勤務医の絶対量が足りないのですから、その点は厚生労働省側の責任は重いと思います。

 

地域医療機関と開業医との連携、安易な救急外来の利用の抑制、健康づくりの推進などを、地道にしかしスピーディに行う必要が、田川地域も含め全国の地域に求められています。

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