それは８９％にするためのものだった

2009年11月05日

やっと新しいまこと通信ができました。近日中にHPにもアップしますので、ごらんください。

さて、先日新しい入札結果をいただきました。まずは結果をご覧ください。

建築住宅課（１０月１９日入札）

①平成２１年度田川市庁舎耐震補強・改修工事（機械設備工事）

落札率：９３．１７％

入札区分：指名競争入札

工事の種別：管工事

予定価格（税抜き）：4,293,000円

最低制限価格（税抜き）：3,833,000円　（予定価格の８９．２８％）

落札金額：4,000,000円

参加業者及び入札金額

（有）石見商会　　4,170,000円

（株）永和ビルテック　　4,120,000円

呉共同機工（株）　　4,000,000円　　落札決定

（株）水工舎　　4,120,000円

田川液化石油ガス事業（同）　　4,179,000円

入札辞退：なし　最低制限価格未満：なし

②平成２１年度田川市総合体育館照明制御修繕工事

落札率：９３．９％

入札区分：指名競争入札

工事の種別：電気工事

予定価格（税抜き）：3,327,000円

最低制限価格（税抜き）：2,967,000円　（予定価格の８９．２８％）

落札金額：3,125,000円

参加業者及び入札金額

久冨電気工事　　3,150,000円

大共電設（株）　　3,125,000円　　落札決定

平山電気（株）　　3,200,000円

（有）吉野電設　　3,200,000円

（株）リクデン　　　3,182,000円

入札辞退：なし　最低制限価格未満：なし

③平成２１年度　大藪団地７・８・１０・１１棟手摺改修電気設備工事（Ａ工区）

落札率：９０．８％

入札区分：指名競争入札

工事の種別：電気工事

予定価格（税抜き）：2,030,000円

最低制限価格（税抜き）：1,822,000円　（予定価格の８９．７５％）

落札金額：1,845,000円

参加業者及び入札金額

Ｉ・Ｍ電子パーツ　　1,930,000円

健電社　　2,030,000円

田川電設　　1,845,000円　　落札決定

中山電気工事　　2,000,000円

（有）牧野電気設備　　1,930,000円

入札辞退：なし　最低制限価格未満：なし

④平成２１年度　田川市庁舎耐震補強・改修工事（電気設備工事）

落札率：９５．９５％

入札区分：指名競争入札

工事の種別：電気工事

予定価格（税抜き）：816,000円

最低制限価格（税抜き）：729,000円　（予定価格の８９．３３％）

落札金額：783,000円

参加業者及び入札金額

池永電気　　800,000円

（有）光進電気　　805,000円

（有）松家電気　　790,000円

弓削田設備　　783,000円　　落札決定

入札辞退：なし　最低制限価格未満：なし

⑤平成２１年度　川宮香町団地改修工事１０棟～４０棟

落札率：９４．９％

入札区分：指名競争入札

工事の種別：電気工事

予定価格（税抜き）：5,105,000円

最低制限価格（税抜き）：4,576,000円　（予定価格の８９．６％）

落札金額：4,845,000円

参加業者及び入札金額

栄電工　　4,855,000円

久冨電気工事　　4,904,000円

（株）筑豊電設　　4,880,000円

（有）牧野電気設備　　4,845,000円　　落札決定

（有）本永電気工事　　4,897,000円

入札辞退：なし　最低制限価格未満：なし

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落札率が、全国オンブズマン連絡連絡会議が「談合の疑いが極めて高い」としている９５％入札や、田川市でも大きく新聞報道された「９４．９％落札」などもありましたが、今回の入札の大きな特徴は

予定価格に対する最低制限価格がすべて８９％以上だった

ということです。

これまで最低制限価格は、８５％までの数値で、これを今年１０月からの改正で９０％までに引き上げています。

また最低制限価格の設定に際しては、「最低制限基本価格」と「ランダム係数」などといった数値を用いて決定するとしています。

契約対策室に、どのような形でこれを決定するのか、と聞いたところ「教えることはできない」ということでした。しかし今回の最低制限価格の改正は

最低制限価格を８９％以上にするための改正

とも取られかねないものではないでしょうか。

これ以外にもすでに入札結果をいただいたものがあり、近日中にここにも掲載しますが、その入札においても予定価格に対する最低制限価格は８９％になっている状況もあります。

契約対策室はどのような入札改革をしたいのでしょうかね。入札改革全般については、最初の思いとはかなり変わり、事実上停滞している状況にも感じます。

また企業誘致育成推進室も含め、田川市は企業育成については全くの手つかずです。入札によって各企業が健全な企業間競争のもと、適正な価格設定に基づく入札を行う仕組みができれば、かなりの企業育成につながるはずです。

以前、ある業者さんから「業者は佐々木議員のブログをよく見ている」と言われました。本当ならとてもありがたいことです（＾＾）

もちろん私自身、知らないことも多々あります。地場企業と行政とのかかわりについて、また業者側にとって思うことについて、匿名で結構ですので、コメントやコンタクトでぜひいろんなご意見を頂ければと思います。

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