産廃業者は「誘致」する対象なのか

2009年12月07日

今日は午前中より仕事でばたばたしていました。夕方からは打ち合わせ＆飲み会のため福岡市内へ。

私がよく使うＪＲ九州後藤寺線船尾駅です。以前はけっこう立派な駅舎があったのですが、今は駅舎もない無人駅。後ろにあるのは麻生ラファージュセメントの工場です。

話は変わり・・・

（株）サンクスおよび（株）九州エコテックに関して田川市が行った事業所設置奨励金及び固定資産財の課税免除額について、１１月２６日に市議会建設経済委員会に報告があった事務報告資料をいただきました。

その中で、以下のような奨励金と課税免除が行われたことが分かりました。

事業所設置奨励金

平成１７年度分　　１０，８７７，１００円

平成１８年度分　　９，３５８，８００円

平成１９年度分　　９，２０５，０００円

合計　　　　　　　　２９，４４０，９００円

雇用促進奨励金　　２，４００，０００円（８人×３０万円）

奨励金合計　　３１，８４０，９００円

固定資産税の課税免除

平成１７年度分　　１０，８７７，１００円

平成１８年度分　　９，３５８，８００円

平成１９年度分　　９，２０５，０００円

合計　　　　　　　　２９，４４０，９００円

田川市は同社に対して返還請求を行っているとのことですが、すでにこの会社は役員は逮捕され、負債総額も３１億円に上っている状況で、田川市が同社に行った税投入

６１，２８１，８００円

は事実上返還されないということになります。

同社に関しては「プラスチック製造」に当たるため、田川市企業の誘致及び育成に関する条例の適用業種「製造業」に該当するとのことですが、新聞報道では

○産業廃棄物収集運搬業　九州エコテック

○産業廃棄物処理業　サンクス

と報道されていることからも、事実上産業廃棄物関連業者であることは明白です。産業廃棄物関連業者に企業誘致という名で税金投入するというのは適正なのかどうか。その点についても十分な議論が必要と感じます。

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