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12月議会 一般質問を行いました

2015年12月11日

 今日は私の一般質問でした。
【公共入札における最低制限価格について】
 まず、公共入札制度、特に最低制限価格(ダンピング受注を防止し、工事の適正な施工を確保するとともに、下請け業者へのしわ寄せや労働災害の発生を防ぐために設定するもの)について、近年、県が示した最低制限価格の率より低くなっていることから、その引き上げを求めましたが、知事からは「今後も、国の動向を注視しながら、適切な対応に努めていく。」という発言にとどまりました。
 また、現在奈良県と福岡県のみで行われている最低制限価格の事前公表については、国の指針などで事後公表としていることに関して、本県も事後公表にしないかということについては「入札に係る不正を防止する観点から、事前公表を引き続き実施していきたい」とゼロ回答でした。
 最低制限価格の事前公表制度を、国の法律に基づく指針とは異なる、また殆どの都道府県では採用していない中にあって、これからも使われるのであれば、本県が他県とは違った特殊性がいったい何処にあるのか、充分な説明を行う責任が知事にはあるのではないかと思います。
【県指定文化財について】
 県指定文化財については、体制強化や補修関連予算の増を訴えました。特に無形文化財保持者については、平均年齢が83.5歳と高齢となっていることから、新たな指定などの充実を訴えました。またそのうち1名の方がお亡くなりになったまま2年以上指定解除の手続きすら行われていない状況がわかり、早急な対応と再発防止に向けて県指定文化財の総点検を訴え、行うようになりました。
 無形文化財も含めた指定の充実は今後も進めていくことや、総点検を早急に行うなど、前向きな答弁をいただいたところです。
 
 今回は公共入札というデリケートな話を取り扱ったため、答弁も含めて対応がとても難しい質問でした。しかし、問題点を披歴することができましたし、今後も注視していきたいと思います。


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