鞍手町、元職員２億５５４２円横領

2008年08月11日

今日は朝からかなりバタバタでした・・・。しかもばっちり昨日の筋トレの筋肉痛がきているので、動きは鈍くなってしまっています（＾＾：

このごろ、ＭＳＮビデオの「ＣＬＩＭＡＸ」にはまっています。「時効警察」などを手がけた遠田孝一監督がプロデュースする短編映画で、無料で配信しています。

俳優もかなり豪華ですし、休み時間などにみたら結構リラックスできるんですよね（＾＾）

話は変わり・・・

鞍手町の元帳職員が総額２億５５４２万７４５８円横領していた事件が今日の朝日新聞に大きく報道されていました。横領の全貌が記事になっていたのですが、非常に巧妙に細工をしており、気づきにくい状況になっていたのは事実のようです。

ちなみにこの元職員、同じ会計収納対策課に１８年在籍していたとのこと。特に小規模自治体は、事務に精通した人物に事務を任せると効率的ということで、長期間同じ部署にいる職員も多数います。しかし一職員に任せきりになっていると、このような問題を引き起こす可能性もあるため、定期異動が行政・民間問わず行われているのです。やはり組織のリスクとしてはそういう効率性より不正防止のほうが重要なのです。

自治体の場合はそういう不正行為があっても防止する機能として監査委員制度があるのですが、それも多くの自治体で残念ながら充分に機能してるとは言いがたい状況になっています。鞍手町では充分に機能していなかったからこのような事件が発生したことになります。

また新聞にも書いていた通り、複眼点検を徹底することも必要です。しかし数十億円を扱う組織で複眼点検がなかったこと自体が問題です。またこのお金、到底一職員では返せる額ではありませんが、この処理に関して議会も空転しているみたいです

田川市も対岸の火事とせず、こういう問題から学んでいくことも必要です。もちろん我々議員も。

ちなみにこの鞍手町、入札結果もＨＰに公表していますが、把握できる範囲の入札のすべてが落札率９５％を超えています。７０００万円を超える工事の際も９８．９％で落札しています。