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裁判所は地域を知る場所でもありますよ

2006年02月06日

今日地元は朝から大雪、午前中で一気に雪が積もりました。

午前中は地元の裁判所の傍聴へ。本当は大学の先生と行く予定でしたが先生が雪で参加できなくなり、せっかくなので自分一人で行きました。

行ってみると開廷中のはずなのに、検察官だけがぽつんと一人。「なんでだろう?」とおもっていたら検察官から「弁護士は雪で着くのが遅れていますよ」と教えてくれました。ていうか、地元の裁判所は非常に小さくて、傍聴に来る人なんてほとんどいないか、被告の家族などぐらい。なので、裁判官や検察官から閉廷後などで話しかけられることもあります(大規模な裁判所ではあり得ないんですが)。でも検察官も裁判官も親切で、自分が院生だと伝えると「どんな研究をしているのか?」や裁判の内容の解説してくれもします。

私の地元の裁判所は障害などの粗暴犯と覚醒剤事犯が多いんですよ。覚醒剤は地元に広域暴力団の事務所があるので、そこが主導しているんでしょう。犯罪件数も全国平均の数倍の多さですし。しかも近年覚醒剤の末端価格は昭和80~90年代初頭に言われていたグラム何十万円の世界から、今や数千円の世界みたいで、覚醒剤事犯の傍聴をしていても、極めて安易に使用していることが分かります。しかも結構簡単に手に入れてるんですよね。

ちなみに覚醒剤って昭和26年までは薬局で買えていたんですよ。当時の学生なんかは眠気覚ましとかで結構使っていたみたいですし。70年代とかは覚醒剤事犯はほとんど無くなったのですが、80年代になると海外から密輸する形で覚醒剤が入ってきて、濫用期となったんみたいです。

地元の裁判所に行くと、現在自分が住む地域でどのような犯罪がおきているのか、また社会学で言われるような社会階層上低位に置かれた人がどのような行動をとるのか、などを結構間近で見ることができるので、とても参考になります。裁判所の傍聴はいつでも誰でも自由に入れるし、時間中に出ることもできるから、行ってみると良い勉強になりますよ。専門は地方自治なんだけど、地域社会学とかにも結構関心がある今日この頃なんですよねえ。。。。

なので、もう一度大学院に行くなら地元を対象とした地域社会学か森林政策を研究したいなあ、と思っています。森林政策は本当は今回の大学院で修士論文にしたかったテーマなんですよ。でも、結局断念してしまい、独学ですこしづつしているんです。

まあでも、修士論文を書くのは当分嫌です・・・・。

あと今日は社会新報の記事を2本配信しました。内容は

①党視察団による築城基地の現地視察

②労政懇青年部と党青年部との懇談会

です。特に築城基地の視察では、朝鮮戦争当時に米軍が駐留していたことがあるらしく、その当時を知る地域住民から「若い女性を佐賀市に夜な夜な家に侵入することなんかもたくさんあった」などと言っていました。ほんと、半世紀たった今でも沖縄では同じような婦女暴行事件が後を絶たない状況からみても、アメリカの姿勢は特に変わっていないんだなあ、と感じてしまいました。

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