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介護保険におけるグループ別保険料

2007年02月09日

今日の10:30以降は、挨拶回りなどをこなしました。

で、夜閉店前にスーツを買いに行きました。私の大学時代の先輩も関西で働いている、「洋服の〇山」へ。

 

立候補を決意してからと言うもの、スーツ以外はほぼ着ることはない毎日。とはいってもあまり持っていない上、ヨレヨレになったため買うことにしました。

 

話は変わり・・・

 

ちょっと前に

 

「介護保険料のグループ別保険料ってなに?」

 

という質問がきました。

まずこのことについて述べる前に、介護保険運営に関する概要を説明しなければなりません。

介護保険そのものはこれまた長くなるので省くとして、そもそも介護保険運営は市町村が主体となっています。国民健康保険なんかと同じです。

しかし国保も赤字続きの中、

介護保険という新しい制度(2000年度より開始)の導入は、自治体に新たな負担を強いることになるのではないか?

という自治体の不安などから、

「だったらみんなで運営をして財政を安定させよう」

ということで、市町村が連合体をつくり一緒に介護保険運営を行おうとします。

その一つの手法として広域連合という市町村連合みたいな制度があり、2000年当時県内72市町村、構成人口100万人を超える当時日本で最も大きな市町村連合が誕生します。

 

しかし、この制度、詳しく言ったらかなり長いので省きますが、簡単に言えば

 

飲み屋の割り勘

 

と同じような制度です。

たくさんお酒を飲んでも、全く飲めなくても払う金額は同じと言った感じです。

実際、高齢者一人当たりの介護保険料給付費の市町村の格差は、最大2.5倍に達していました。

2000円飲んでいる人と5000円飲んでいる人。しかし割り勘なので一人3500円。こんな感じなんです。

これでは特に給付費の低い市町村は異議を唱えるようになり、給付と負担の均衡を保とうと言うことになり、「グループ別介護保険料」を採用したんです。

 

グループ算定方法は次の通りです。

 

まず各市町村ごとに、一人当たりの介護保険給付費を算定します。

そしてそのうち構成市町村数の上位25%をAランク中位50%をBランク下位25%をCランクとわけ、中位50%を基準にAランクを高くCランクとし、それぞれの介護保険料を差別化することで、負担と給付の均衡を図ったのです(かなり雑に話しましたけど)。

で、田川市郡は田川市は8市町村すべてが「Aランク」なので、介護保険が最も高い状況になっているといった感じです。

 

しかし、現状の介護保険広域連合の構成市町村は

Gree_img02

こんな状況で、地域的な一体性はほぼ担保されていないのが現状です。

そもそも介護保険広域連合の設立においては負担が軽くになることを「存在意義」として責任者は述べています。しかしそれとは全く逆の現状が今です。介護保険料一つにとっても全国トップクラスです。

 

個人的には、現状の福岡県介護保険広域連合の組織そのものを見直し(解散も含め)が必要なのではないかと思っています。しかし、広域連合の会長は山本文男添田町長。この介護保険広域連合の設立を強力に進めた方です。

である限りは、なかなか難しいのかなあ。。。

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